エアリフトの原理とやり方を調べた。ポンプ詰まりから解放?
どうも!お疲れ様です。たけし(@takeshinonegoto)です。
今回は「エアリフト」のやり方・原理について紹介します。
最近流行ってるアクアテラリウムを始めてみました。庭池のときもそうでしたが、水中ポンプってすぐにゴミが詰まっちゃうんですよね。
フィルターを付けても、そのフィルター自体が汚れでいっぱいになっちゃって。その度にフィルターやポンプの掃除をしなくちゃいけないんです。
そんな面倒なメンテナンスの手間をなんとか解決できないかと思ってました。
庭池のときは、池の外に貯水タンクを置くことで解決しました。でも室内でやるアクアリウムだと場所の都合でなかなかそういうわけにいかないんですよね。。。
なんかいい方法が無いかと調べてみると「エアリフト」っていう方法がありました。
ってわけで「エアリフト」のやり方を調べて実験をしてみました!
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綺麗な水槽を保つには水の循環が必須
まず大前提として水槽には水の循環が必須です。
水を循環させることでバクテリアを活発にさせ、生体ろ過を行わせることができます。また、循環の途中にろ材を置くことで、物理ろ過や科学ろ過を行うこともできます。
ろ過については庭池を作ったときに調べてみたので、詳細は「透明なメダカ池を目指してろ過を考えてみた」を参照してください。
こんな重要な水の循環を行うには、水中ポンプなどの機械が必要になります。
水槽内にポンプがあるからゴミが詰まる
水の循環が大事ということがわかりました。
じゃあ水を循環させるためのポンプを置こう!というわけで水の中にポンプを入れたことがありました。それは庭池を作って間もないころです。
庭池の中にペットボトルに入れた水中ポンプをセットしてみました。
こんな感じのポンプ入れを作って、池の中に入れました。
あっという間にポンプに泥が詰まりました。
庭池では最終的に池の外に貯水タンクをセットして、そこにポンプを置くようにしました。それ以来ポンプが詰まったことはないです。
水槽の外にポンプがあればゴミは詰まらない
庭池で学んだこと。それはポンプの設置場所を水槽の外にすればゴミが詰まることが無いということ。
庭池のときは貯水タンクを設置することで、ポンプを池の外に置くことができました。でも室内の水槽となると、場所も限られています。
なにより、水槽から貯水タンクへ水を送る方法が無さそうです。(庭池のときは池の側面に穴を空けて貯水タンクへ水を送っていました)
水槽の外から空気を送って、水を持ち上げる=エアリフト【原理】
色々と調べてみると、水を循環させる方法として「エアリフト」という方法があることを知りました。
水の中に空気を送ると、ブクブクと泡が出ます。エアリフトとは簡単に言うとこの泡を使って水を持ち上げる方法のことです。考えた人偉いですね。
エアリフトで使うのは空気を送るためのポンプです。空気を送るということは水槽の外にポンプを置くことになりますね。
そうです!
エアリフトを使えば、ポンプを水槽の外に置いた状態で水を循環させることができるんです!!
このエアリフトですが、水を持ち上げるためのチューブが太すぎると上手くいかないことがあるようです。その辺りの実験をなされた方のサイトが「エアーリフトポンプの実験 ―ろ過装置自作前夜―」です。
このサイトによると、内径7~12mmの管を使うと水面から20cmほど水が持ち上がったようです。
ちなみにこのエアリフトを使った装置として、代表的なのが底面フィルターというものです。
水槽の底面を通ってきた水をエアリフトを使って水面に持ち上げます。このとき水槽の底面にフィルターなどのろ過装置を通すことで、水を綺麗にするという仕組みです。
比較的安い上にろ過能力も高いという特徴があります。ただし、底面に色々と装置を付けるため、メンテナンスが大変です。
エアリフトを試してみた【動画】
さっそくエアリフトを試して動画にしてみました。
動画の中では内径18mmのチューブで水を送っています。かなり太めですね。
後日内径8mmのチューブを買ってきたので同じ装置を作ってみたところ、十分な高さを得ることができました!
エアリフト装置の作り方
エアリフト装置の作り方ですが、めちゃくちゃ簡単です。
材料は
- エアポンプ
- チューブA(空気を送る用)
- チューブB(水を送る用)
以上です。
ちなみにエアポンプはコチラの商品を使いました。比較的安めですし、静音を売りにしてるだけあってかなり静かです。
空気を送るチューブを2本繋げられるので、水の循環を2か所にすることができるのもイイです。
350mlのペットボトルとの大きさ比較画像です。
まずチューブBに切れ込みを入れて、チューブAを差し込みます。
あとはチューブAをエアポンプに接続するだけです。
ぶっちゃけチューブBに切れ込みを入れる必要もありません。チューブBのお尻にチューブAを差し込むだけで十分です。要はチューブBの中にチューブAから送られる空気を入れればOKです。
あとはチューブBの中に入っている水をチューブAから送られる空気が押し上げてくれます。
エアリフトのメリット・デメリット
エアリフトのメリットは「ポンプを水槽の外に置ける」ことです。これによって
- ポンプの詰まりが無くなる
- 水槽内にポンプを置かないので、スッキリする
さらにエアレーション効果(水に酸素を入れて魚を元気にする)もあります。
一方デメリットとしては
- 水量が少ない
- 水の勢いが弱い
があります。大きな水槽でガンガンろ過をしたい場合には物足りないかもしれませんね。
まとめ。エアリフトの原理とやり方
- 水を綺麗にするには循環が必須
- でも水中ポンプを使うとゴミが詰まる
- エアリフトなら水槽の外にポンプを置ける
- 水を送るチューブの太さは7~12mmくらいがイイ
今回はとりあえず原理とやり方の確認をしました。
このままだとろ過をしていないので、水がなかなか綺麗になりません。(多少はバクテリアが活発になりますが)
次回はエアリフトを利用してメンテナスのいらないろ過装置を自作できればと考えています。
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