【庭池歴2年が選び方を解説】オススメのソーラー式水中ポンプ4選!

お疲れ様です!庭池にソーラー式の水中ポンプを2台付けてるたけし(@takeshinonegoto)です。
この記事では庭池に使う「ソーラー式の水中ポンプ」について紹介します。
- 水流を作るために水中ポンプが必要
- でも庭に電源が無い
- ソーラー式水中ポンプは商品性能がわかりにくい
- ソーラー式水中ポンプの選び方
- レイアウト別のオススメ水中ポンプ
ソーラー式水中ポンプの購入を検討している方に聞きます。
Amazonの商品紹介のページわかりにくくないですか??
- 似たような名前の商品が多数
- 充電機能があったりなかったり
- レビューと商品説明がちぐはぐ


特にレビューは人によって言ってることがバラバラ
実はソーラー式水中ポンプって仕様変更が頻繁に行われているので、レビュー内容と現在売られている商品が一致していないことが多いんです。
しかもAmazonの仕様により、商品説明欄を販売会社が修正できないことがあるとのこと。(販売会社に確認しました。)


それじゃあ何を頼りに選べばいいの!?
そこでこの記事では・・・
- 実際にソーラー式水中ポンプを2台使用
- Amazon出品者と40回以上やりとりをして仕様を確認
- ベントナイトの池とプラ舟の池を作った
という僕が、ソーラー式水中ポンプの選び方とオススメ商品を紹介します。
この記事を見ていただければ、自分が作ろうとしている池に合ったソーラー式水中ポンプがわかるようになり、水の流れる庭池生活を楽しむことができるようになります。


水の流れる音のリラックス効果がヤバいですよ!
- 「池を作ろうかな」って考えてるときに読む記事
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【早見表】目的別オススメソーラー式水中ポンプの選び方
SP002-B | 充電あり、パワー〇 コスパ抜群だけど、もう製造してないかも? 製造再開したらオススメ |
FS-SP002-B | 充電無し、パワー◎ ダイナミックなレイアウトにオススメ |
SL280 | 充電あり、パワー△ 小さい池で使うならオススメ |
GW-FT400A | 充電あり、パワー◎ 値段が高いけど、それに見合った性能 どんなレイアウトにもオススメ |
【選び方】ソーラー式水中ポンプの重要な項目
Amazonや楽天の商品説明欄には大量の情報が入っています。
しかし何が重要なのかわかりにくいと思いませんか?
ここではソーラー式水中ポンプを選ぶ上で、重要視したい項目に絞って解説をしていきます。
充電機能の有無
充電機能付きはオススメです。
充電機能があると、曇りの日や夜間でも割と動いてくれます。
逆に充電機能が無い場合は結構シビア。ちょっと厚めの雲がかかると動かなくなります。


このくらいが、充電機能無しで動くギリギリの天気です。
充電機能がある場合は晴れの日でも曇りの日でも、同じようなパワーを出してくれます。
安定して1日中動いてくれることで、池の水が止まる時間を減らしてくれます。
- ろ過が進む
- 汚れが溜まらない
- 空気(酸素)が水中に溶けやすい
- 生体に栄養が行きわたる
- 水の音が聞ける
パッと挙げただけでこれだけのメリットがあります。


安定した動作で池の環境を整えてくれるのが、充電機能付きポンプ!
最大噴水高度と最大流量
最大噴水高度も最大流量も強いものがオススメです。
最大噴水高度が高いと、滝のようなレイアウトをする際に高さを出せます。


プラ舟などを積み重ねて池を複数に分けるときも、最大噴水高度が高いと便利。
このイラストのようなイメージです。
- 飼育環境を増やせるので、ザリガニとメダカの同時飼育なども可能
- 水草だけ、ミジンコだけ、稚魚だけを育てるという環境も作れる
- 滝をたくさん作れる
- 水と空気が触れる回数が増えるから、酸素濃度が高くなる
最大流量が多いと、「チョロロロロ・・・」というより「ドバァー!」と水が出ます。
渓流のような迫力のあるレイアウトを作りたい場合は、最大流量がある方が良いですね。


池のレイアウト次第で、必要なパワーを検討しましょう
パワーは実際に見てみないとわからないと思うので、僕の持っているソーラー式水中ポンプを使って比較実験をしてみました。
使ったのはSP002-BとFS-SP002-B。
SP002-Bは最大噴水高度70cm、最大流量200L/H
FS-SP002-Bは最大噴水高度150cm、最大流量220L/H
見ていただくとわかるように、曇りの日は大きな差はありませんが晴れの日は圧倒的な差がでます。
「このくらい差が出るんだな」と把握した上で、いろんな水中ポンプを検討していきましょう。
意外に重要なコードの長さ
コードの長さは以外に重要。
池は日当たりの良すぎる場所だと藻が生えやすくなるので、少し日陰に作っていることが多いんじゃないでしょうか?
我が家の池は昼の3時間くらいだけ直射日光が当たり、あとは木陰になっています。
しかしソーラー自体はなるべく日光が当たるようにしたいですよね。だからある程度コードが長い方が良いです。


僕は何も考えずに買ったので、結構ギリギリ。あと50cmほど長ければと後悔しています。
延長コード付きの商品もありますが、あまり期待しない方が良いです。
ソーラー式水中ポンプは、メーカー側による仕様変更が多くあります。
そのため、以前まで対応していた延長コードが対応しなくなることも。


最初からある程度長いものを購入しましょう
チューブの内径


使うチューブは内径8mmと内径10mmで分かれています。
- SP002-BとSL280:8mm
- FS-SP002-BとGW-FT400A:10mm
貯水タンクから池に水を送り出す場合、水中ポンプにチューブを取り付ける必要があります。
チューブは水中ポンプについてこないので、別途購入します。
その際、チューブの太さによって合う合わないがあるので注意しましょう。
結論、上記の通りで8mmと10mmのどちらかです。購入した水中ポンプに合わせて揃えておきましょう。
ソーラーの発電量やバッテリーの寿命は気にしなくてOK
ソーラーの発電量や、充電機能付きポンプのバッテリー寿命は特に気にしなくてOKです。
- 発電量は結局噴水高度や流量に反映されているから
- 2年もすればバッテリー寿命は切れるから
理由は上記の通りです。


バッテリー寿命を気にしなくて良いってことは、充電機能はいらないの??
充電機能はいります。
充電機能があることで、曇りの日や夜間でもポンプが動きます。
これはバッテリー寿命が来てても同じでした。
僕は充電機能のあるSP002-Bと充電機能の無いFS-SP002-Bを使っていますが、曇りの日や夜遅い時間だとSP002-Bだけ動いていることが多々あります。
そのため、充電機能さえあればバッテリー寿命が来ていても特に問題無いと考えています。


結論、バッテリー寿命は特に気にする必要がありません。
【オススメ!】ソーラー式水中ポンプを目的別に解説
コスパ抜群!バッテリー付きで安定した循環システムにオススメ|SP002-B


充電機能 | あり |
最大噴水高度 | 70cm |
最大流量 | 200L/H |
コードの長さ | 3m |
接続するチューブの内径 | 8mm |


僕も使っている水中ポンプです
値段の割に充電機能+そこそこの性能を持っている水中ポンプ。
2年以上使っているのでさすがに充電機能は衰えていますが、暗い時間や曇りの日でも動いています。
レイアウトの幅はそんなに広がらないかもしれませんが、安定して動き続けてくれるので、水を循環させてろ過をさせたい方にはオススメです。
最近、売り切れが続いています。もしかすると製造終了しているかもしれません。
▶️安くてそこそこパワーもあり、充電機能付きのSP002-Bを購入する(売り切れてるかも)
パワー◎滝のようにダイナミックなレイアウトにオススメ|FS-SP002-B


充電機能 | なし |
最大噴水高度 | 150cm |
最大流量 | 220L/H |
コードの長さ | 4m |
接続するチューブの内径 | 10mm |


僕も使っている水中ポンプです
充電機能がありませんが、パワーは十分過ぎるくらい。
同じ天候のときにSP002-Bと比較した、コチラの動画を見ていただければ一目瞭然です。
渓流のような流れや、滝のようなダイナミックなレイアウトを作る場合はオススメです。
ただし、充電機能が無いので楽しめる時間帯や天気は限られています。
他の充電機能付きポンプと一緒に使うのがオススメです。
▶️充電機能は無いけど、パワーがあるFS-SP002-Bを購入する
小さな池で安定稼働!|SL280


充電機能 | あり |
最大噴水高度 | 22cm |
最大流量 | 350L/H |
コードの長さ | 4.5m |
接続するチューブの内径 | 8mm |


充電機能付きで低コストなポンプです
パワーは弱くても充電機能の付いたポンプ。
池自体が小さかったり、とりあえず安定したろ過を望むならオススメです。
▶️パワー不足かもしれないけど、安くて充電機能付きのSL280を購入する
ハイスペックでどんなレイアウトにもオススメ|GW-FT400A


充電機能 | あり |
最大噴水高度 | 90cm |
最大流量 | 240L/H |
コードの長さ | 5m |
接続するチューブの内径 | 10mm |


充電機能付きで高コストなポンプです
パワーもあり充電機能もある。その代わり他の水中ポンプに比べて高いのが特徴です。
そして、ソーラー式水中ポンプの中では珍しく、日本語の取り扱い説明書が付いています。
予算に問題がないのであればオススメの水中ポンプです。
▶️充電機能もありパワーもあるけど、少し高いGW-FT400Aを購入する
【実例】ソーラー式水中ポンプを使ったレイアウト
数字の比較だけを見ていてもわかりにくいと思うので、実際に水中ポンプを使ったレイアウトをご覧ください。
水中ポンプの紹介用に撮影したものじゃないですが、イメージはつかめると思います。
なお、いずれもSP002-Bを使ったレイアウトになります。
そのため、少なくともFS-SP002-BやGW-FT400Aなら同じようなレイアウトを作れると考えてください。
少し小さい規模ならSL280でも可能です。
分水器にして2ヶ所から流す
- 分水器を使用
- 噴水高度はそこそこで十分
- 最大水量が多いと、迫力が出る
分水器を使って、ひとつのポンプで2ヶ所から水を出しているレイアウト。
片方は竹筒から滝のように落としており、もう片方は川上から流れる水のようにしています。
川上から流れる様子は、浅瀬を作れるベントナイトの池ならではのレイアウトです。
なお、分水器はチューブの内径に適したものを使います。
探してみましたが内径8mm用しか見つかりませんでした。10mm用が必要な場合は、大きいホームセンターなんかだと扱っているかもしれません。
滝を複数作る
- プラ舟を複数使用
- 噴水高度が高いと滝をたくさん作れる
- 最大水量はそこそこで十分
プラ舟からプラ舟へと水を落としていくレイアウト。
プラ舟の数だけ滝を作ることができます。
プラ舟を積み重ねて作るので、噴水高度の高い方がたくさん滝を作れます。
最大水量はそこまで重要ではありません。
プラ舟を使ったビオトープの作り方はコチラで解説しています。
まとめ|オススメソーラー式水中ポンプ、目的別選び方


僕のオススメとしては、予算が許すならFS-SP002-BとGW-FT400Aの2つを使うこと。
充電機能で安定した環境を整えつつ、晴れた日には自分の好きなレイアウトを見ながら庭で食事をする。


最強の楽しみでございます
予算的に厳しいのなら、充電機能のあるSL280かGW-FT400Aを使うか、池のレイアウト次第ではFS-SP002-Bを使います。
SP002-Bは充電機能もあり、そこそこの性能で値段も安いんですが、最近ずっと売り切れ状態。
おそらくメーカーがもう製造していないと思われます。(製造再開してたらオススメ商品です)
最後にもう一度、オススメのソーラー早見表を紹介します。
SP002-B | 充電あり、パワー〇 コスパ抜群だけど、もう製造してないかも? 製造再開したらオススメ |
FS-SP002-B | 充電無し、パワー◎ ダイナミックなレイアウトにオススメ |
SL280 | 充電あり、パワー△ 小さい池で使うならオススメ |
GW-FT400A | 充電あり、パワー◎ 値段が高いけど、それに見合った性能 どんなレイアウトにもオススメ |
- 「池を作ろうかな」って考えてるときに読む記事
- 「池を作るぞ!」決めたときに読む記事
- 「失敗したくない!」という方が読む記事