安くて簡単!プラ池ビオトープの作り方【掘って埋めればほぼ完成】
どうも!お疲れ様です。たけし(@takeshinonegoto)です。
今回は「プラ舟やトロ舟を使ったビオトープ」の作り方を紹介します。
ビオトープを作ってみたいと考えているあなた。ビオトープの作り方は色々あります。
「防水シート」を使ったものや、専用の「ひょうたん池」を使ったもの。色々ありますが、プラ舟を作った方法は難易度が低く、費用も安価。初めての挑戦にはおススメです。
だからといってすぐにできるかと言えば、やはり誰かの作り方を参考にしたいですよね。
この記事では、僕が実際にプラ舟でビオトープを作ったときのやり方を紹介します。
参考にしていただければ、すぐにビオトープを作れますので、是非ご覧ください。
プラ舟以外でのビオトープ作りも検討してみたい方は「人工池の作り方。8種類の方法を検討したので、メリット・デメリットをまとめてみた」をご覧ください。
僕が初めてビオトープ作りに挑戦したときに検討をした方法について、メリット・デメリットをまとめてあります。
人工池の作り方。8種類の方法を検討したので、メリット・デメリットをまとめてみた
- 「池を作ろうかな」って考えてるときに読む記事
- 「池を作るぞ!」決めたときに読む記事
- 「失敗したくない!」という方が読む記事
【目的】プラ池ビオトープに求める条件
個人的にビオトープに求めている条件はこんな感じです。
- 低価格であること
- 庭に埋められること
- メンテナンスが楽であること
低コストであること
プラ舟やトロ舟は、池を作る他の手段と比べて低コスト!
プラ舟ビオトープの特徴は「安くて簡単」ということ。したがって価格はよっぽど特別なことをしない限り、押さえられます。
あんまり気にしないでもこの条件はクリアできそうですね。
ちなみにプラ舟本体は安いものなら1,500円~3,000円程度で購入できます。
庭に埋められること
- 「屋外水槽がある」⇒「池がある」という雰囲気になる
- 紫外線劣化を防げる
- 水温の変動を緩やかにできる
庭に埋めることによって、「庭に池がある」という雰囲気を出したいんです。
また、庭に埋めることで、紫外線によるプラ舟の劣化を防ぐことができます。プラ舟はプラスチックなので、紫外線に当て続けることでヒビ割れなどを起こしてしまうんですね。
そのため、何かしらの方法で紫外線を避ける必要があります。
そして屋外水槽の課題である「天候による温度変化について」、土との接触面を増やしてあげることで温度変化が緩やかになります。
庭に埋めることで、池の雰囲気を出すだけでなく、プラ舟の劣化、急な温度変化を防ぐこともできるというわけです。
庭がコンクリートではなく土であれば、是非埋めてみてください。
メンテナンスが楽であること
加工が楽なので、メンテナンスの手間を減らす手法を選べる!
メンテナンスの頻度が減る作り方がイイですね。
メンテナンスとは「水質の維持」のことで、水質を維持するには「ろ過」が必要になります。
ろ過をするためには「水流」が必要なので、「水中ポンプ」を使います。
すると水中ポンプの性能を維持する必要も出てきます。
水中ポンプはゴミが詰まって動きが悪くなることがあります。そのため、「フィルター」を使う人が多いです。
しかし今度はフィルターの交換が必要になります。
なんだか問題が先送りになっているみたい・・・
以前ベントナイト(猫砂)というもので池を作ったときは外部に貯水タンクを用意し、そこにポンプを入れました。
池と切り離しているため、ポンプにゴミが詰まることが少なくなります。
外部に貯水タンクを付けるには、池と貯水タンクを繋げるだけでOKです。詳しい方法は「ソーラー式水中ポンプと貯水タンクで自作の庭池に水の循環装置を作成!」をご覧ください。
この手法はプラ舟やトロ舟であっても取り入れることができそうです。
なぜなら、プラ舟もトロ舟も加工が楽だから。
穴を空けて管を通せば、簡単に貯水タンクへ水を送ることができそうです。
【材料と道具】プラ池は比較的安価で作れる
使用する材料と道具は以下の通りです。
- プラ舟・トロ舟
- 循環、排水装置(ペール缶、チューブ、水中ポンプ、接着パテ)
- 電動ドリル
- スコップ・クワなどの穴掘り道具
池の本体となる「プラ舟・トロ舟」以外の物は、どんな池の作り方をしたとしても使う道具。
だから、本体が安いプラ舟・トロ舟は比較的安く池を作れる選択肢と言えます。
プラ舟・トロ舟
プラ舟もトロ舟も安いものなら1,500円~3,000円程度で購入できます。
循環・排水装置(ペール缶、チューブ、水中ポンプ、接着パテ)
循環や排水装置を作っておくのは、メンテナンスが楽になるので個人的にはオススメです。
ペール缶を池と繋ぎ、水中ポンプで循環させるだけなのでそんなに難しくありません。
ペール缶
僕は家にあった丸いペール缶を使いました。
でも実際に使ってみると、丸いペール缶は加工が難しかったので、四角いペール缶がオススメです。
チューブ
ここでのチューブは「水槽⇒ペール缶」の方向に水を流すためのもの。
だからなるべく太いものが良いです。
体感的には「内径1cm(10mm)」のものだと良い感じに動いています。
もっと細いタイプだと、すぐに詰まって水が流れなくなりました。
チューブはある程度長いものを購入し、池との距離に合わせて調整すると良いです。
普通のハサミでカットできるます
水中ポンプ
水中ポンプは庭に電源があれば電源式。無ければソーラーパネルタイプを選ぶことになります。
ウチの庭は電源が無いのでソーラーパネルタイプを使っています。
目的別の選び方やオススメ品は「【庭池歴2年が選び方を解説】オススメのソーラー式水中ポンプ4選!」で紹介いています
ちょっと高いけど、これが無いと水が動かないので必須!
接着パテ
接着パテはチューブとペール缶を結合させるために使います。
- プラスチックに使える
- 水漏れを防げる
- 固まっても弾力性がある
この条件を満たしていればOK。
僕が購入した接着パテは、粘土ようにこねて、チューブの周りを覆うように接着させて使います。接着させるのはプラ舟の内側ではなく、外側だということに気を付けてください。
電動ドリルとビット
最後に電動ドリル。
プラ舟やトロ舟、ペール缶にチューブを接続するための穴をあけます。
比較的安価なものだとコチラ。
穴を空ける際には専用のビット(ドリルの先端に付けるパーツ)があると楽です。
僕は、横着をして別のものを使ったら、プラ舟にヒビが入って1個捨てました(泣)
素直にコチラの商品を買っておけば良かったと後悔しています。
この商品は電動ドリルの先端に付ける「ビット」というもの。
穴の直径や素材について幅広く対応できるので、1つ持っていると便利です。
「DIYを続けるつもりは無い」って方なら、高額な電動工具でなく手動工具もあります。
僕自身が使ったわけじゃないので不確かですが、ペール缶やプラ舟に穴あけ程度なら使えると思われます。
あるいは、ホームセンターが近くにあるなら、電動ドリルをレンタルしてみるのも良いですね。
穴掘り道具
穴掘りをする際は、スコップだけでなくクワも用意しておくことをおススメします。
土がカチカチの場合、スコップでは歯が立たないです。
後に知ったのですが、世の中にはこんな商品があります。
↓コチラは僕が持っている物と同じ商品。
通称「三角ホー」という変わった名前の物。
昔から農業をやっている人だと、知ってることもありますが、結構マイナーな商品。
用途はいろいろなんですが、結論を言うと手作業で硬い地面に穴を掘るならこの商品一択です。
地面を掻く(かく)ように使うだけで、カチカチの地面をゴッソリ掘ることができます。
ガチ農家のおばあちゃんに見せたら「ええ金(金属)使っとるやないか」って言われました
ちなみに我が家では、大量発生した雑草を根絶させるために購入。
鎌でやってた時間が悔やまれるレベルで、効率が上がりました
難点はマイナー過ぎて売っていないこと。
ホームセンター4件+農業用具専門店1件を回りましたが売っていませんでした。
送料がかかりますが購入されるなら、ネットの方が良いです。
【作り方】プラ池、トロ舟ビオトープを作る
今回使うプラ舟はコチラ。まずは試作品として家にあったもので代用してみます。
本当はコチラを使おうと思っていましたが、ドリルで穴を空ける際に失敗して割れました。
穴掘り
まずはプラ舟が入る大きさに穴を掘ります。
地面の高さよりもプラ舟のふちが低くなってしまうと、雨が降ったときに土が入ってしまうので、プラ舟のふちが地面より少し高くなるようにします。
チューブの差込口を決める
貯水タンクから伸びるチューブの差込口を決めます。
貯水タンクはどんなものでもイイんですが、僕は20リットルのプラスチックペール缶を使っています。
これにチューブを通して、池から水が入るようにしています。
また、貯水タンクの中には水中ポンプを入れて、池に水を返すようにしています。
プラ舟に穴を空ける
差込口を決めたらプラ舟に穴を空けます。
ドリルがあればイイですが、なければキリやドライバーを使って穴を空けます。
僕はちょうどイイ太さのドリルがなかったので、ドライバーでこじ開けました。
チューブを穴に通します
チューブを穴に通します。
このときチューブと穴の間に隙間ができています。わずかな隙間でも水は漏れるので、埋める必要があります。
この隙間を埋めるには「接着パテ」というものを使います。
- プラスチックに使える
- 水漏れを防げる
- 固まっても弾力性がある
この条件を満たしていればOKです。
僕が購入した接着パテは、粘土ようにこねて、チューブの周りを覆うように接着させて使います。接着させるのはプラ舟の内側ではなく、外側だということに気を付けてください。
ちなみにチューブの先っぽが余っていますが、後ほど切ります。安いチューブなら普通のハサミでも切れるのでご安心ください。
水漏れ確認をしてとりあえず完成!
パテが乾いたら、水をプラ舟に入れて漏れが無いか確認をしましょう。
水漏れが無ければ、とりあえず形だけは整った状態になります。
【完成】プラ舟ビオトープを動画で紹介
ここまでだとなんの味気もないプラ舟になっちゃうので、石、土、流木、水草、生き物などを入れてビオトープとしていきましょう!
プラ舟1つでビオトープ|とりあえず第1弾
今回はこんな池を作ってみました↓↓
プラ舟3つに増改築|池を拡張してみた
上の動画をさらに増改築して、プラ舟3つで池を拡張してみました↓↓
まとめ:プラ舟ビオトープの作り方
- プラ舟ビオトープは簡単で安価
- 穴を掘って埋めればほぼ完成
- メンテナンスのために貯水タンクを設置
- 穴を空けてチューブを繋げればOK
以前ベントナイト(猫砂)というものを使って池を作りましたが、そのときに比べると格段に楽です。
ただ、やっぱりベントナイト(猫砂)の池と比べると規模や自由度の制限が大きいですね。
とりあえず「簡易的でいいから池が欲しい!」という方はプラ舟のビオトープおススメです!
その他の方法でのビオトープ作りを再検討したい方は「人工池の作り方。8種類の方法を検討したので、メリット・デメリットをまとめてみた」をご参考ください。
初めてビオトープ作りに挑戦したときに検討した方法のメリット・デメリットをまとめてあります。
人工池の作り方。8種類の方法を検討したので、メリット・デメリットをまとめてみた
- 「池を作ろうかな」って考えてるときに読む記事
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