自宅に庭池を設置する方法|ベントナイト(猫砂)は正解か?
お疲れ様です!ベントナイトで自宅に池を作ったたけし(@takeshinonegoto)です。
この記事では「池を作る」という決断をする前にもう一度考えて欲しい話をします。
先に結論を言うと、「低コスト」というメリットだけでベントナイトを選んだのであれば考え直した方が良いです。
今から池を作ろう!と考えている人
- 実際に池を作って感じたこと
- 池を作る手段として「ベントナイト」は正解なのか?
- ベントナイト以外の方法で作った池との比較
ベントナイトで池を作る方法ってあんまり情報が無いですよね。ネットで探しても、僕のブログを含めて数個程度しか取り上げているサイトがありません。
僕がベントナイトで池を作ったときは、ベントナイトを扱う業者に電話をして扱い方を教えてもらったくらい。
全然情報が無くて、完全に手探りでの作業でした
そんな情報の少ない中でも、ベントナイトを選んだ理由は「低コスト」だから。
しかし、これから池を作るって方には低コストだからという理由だけで、ベントナイトを選んで欲しいとは思いません。
なぜなら低コストである反面、かかる労力が膨大だからです。
正直なところ、僕はこの労力に負けてしまい、今はベントナイトの池を無くして別の池にしました。
そこでこの記事では・・・
- ベントナイトの池を作って1年以上生活
- その他の池も含めると2年以上
という僕が、ベントナイトで池を作るということについて解説します。
この記事を読んでいただければ、池を作ること自体の迷いを消せます。
ベントナイト以外にも池を作る方法はたくさんあります!
この記事を読んで、仮にベントナイトを使うことを諦めても池を作ること自体は諦めないでください!
- 「池を作ろうかな」って考えてるときに読む記事
- 「池を作るぞ!」決めたときに読む記事
- 「失敗したくない!」という方が読む記事
【感想】池を作って2年間以上生活をしてみた
池を作ること自体は超オススメ
2018年4月に初めての池作りに挑戦。その後2年以上、庭に池のある生活を送っています。
結論から言って、「池を作ること自体はオススメ」です。一言でいうと生活に優雅さが加わります。
デメリットに対し、メリットが魅力的
- 子供と生態観察ができる
- 水辺にしか咲かない植物を観察できる
- 水槽よりも大きいサイズになる
- 池の音で涼しい
- 池付きの庭で食事ができる
- 繁殖した水草や魚を売れる
- 子供から目を離せない
- 落ち葉の処理が大変
- 何かしらの原因で水が激減することも
- 放置すると汚くなる
- 費用がかかる
- 上からしか観察できない
池を作ることで得られるメリットは、デメリットよりも魅力的です。少なくとも、僕個人はそう考えています。
子供と生態観測できることや、池の音が聞けることは特に大きなメリット
上記のメリット・デメリットについての詳細は「庭池を作った結果|2年以上経って感じたメリットデメリットを紹介!」で解説しています。
2年の庭池生活を経て感じたことを書きました。
▶️庭池を作った結果|2年以上経って感じたメリットデメリットを紹介!
庭にスペースがあるなら検討してみたい趣味
池のあることのデメリットも多少感じていますが、メリットの方が魅力的。
もしも僕がもう一度土地を買うことになったら、同じように池を作ると思います。
池を作ること自体に悩んでいるなら、ぜひ前向きに検討してください。
【考察】池を作る方法として「ベントナイト(猫砂)」は正解か?
低コストだけど労力のかかる方法
ベントナイトは安価。数百円で大量に入手可能ですし、猫砂として購入すれば簡単に手に入ります。
池を作る方法はいくつかありますが、費用に対し作れる池の規模(いわゆるコスパ)で言うとダントツなのは紛れもない事実。
だた、労力がかかることも事実。
「土」という何かの衝撃で崩れてしまうものを使っているため、メンテナンスに労力がかかるのは仕方ないことです。
情熱を維持し続ける難しさ
池を作り始めた最初の頃は情熱がありますね。
- どんな池を作ろうか
- どんな植物を育てようか
- どんな生き物を飼育しようか
オラ、わくわくするぞっ!
こんなワクワク状態であれば、労力がかかってもなんだかできちゃうもの。
でも、この情熱が落ち着いたときにも労力をかけられるか考えてみてください。
冒頭でも書いた通り、僕はメンテナンスにかかる労力に負けました。
今はベントナイトではない方法で池を作っています。
他にもいろんな方法がある
何度も書きますが池を作る方法はベントナイトだけではありません。
むしろベントナイトで作る方法はマイナーだと思います。調べてもほとんど情報が出てこないですし。
ベントナイトならではの良さはありますが、ベントナイトじゃないと絶対にダメってことは無いんじゃないでしょうか?
ちなみに僕が感じたベントナイトの良い点は以下の通り。
- 費用を抑えられる
- 大きさと形状が自由
- ろ過を気にしなくてイイ
- 見た目に人工物が少ない
この点についての詳細は「ベントナイトで庭池を作って1年。これから検討する方に読んで欲しいこと。」で解説しています。
良い点だけじゃなく、悪い点や作ってみて気付いたこともまとめています。
本記事と合わせて読んでいただくと、ベントナイトで池を作ることに詳しくなれます。
▶️ベントナイトで庭池を作って1年。これから検討する方に読んで欲しいこと。
価値観に一致した方法を選択するべき
池を作ることのどこに魅力を感じているかによって、選ぶべき選択肢は変わってくるはず。
別にコストを気にしない人もいれば、小規模な池が欲しい方もいるはずですよね。
「人工池の作り方。8種類の方法を検討したので、メリット・デメリットをまとめてみた」では僕が池を作るときに検討した8種類の方法の特徴を紹介しています。
ベントナイト以外の方法をあんまり検討していない方は参考になるはずです。
▶️人工池の作り方。8種類の方法を検討したので、メリット・デメリットをまとめてみた
【比較】ベントナイト(猫砂)以外でも池を作ってみた
プラ舟ビオトープはメンテナンスが楽
僕がベントナイトの池をやめて新しく作ったのは、プラ舟の池です。
何度も言うように、ベントナイトで作った池はメンテナンスの労力がハンパなかったです。
一方、プラ舟で作ったビオトープはメンテナンスが非常に楽です。
- 労力をかけたくない
- コストもかけたくない
- でも大きい池が欲しい
こんな3つの願いを叶えてくれるのがプラ舟です!
プラ舟は枠が崩れない
プラ舟とベントナイトとの比較をするなら、枠が崩れないという点が大きいです。
ベントナイトのときは大雨が降る度に池が崩れていないか心配していました。さらに言うと、実際に崩れていたことも何度かあります。
崩れる度にベントナイトと土を混ぜて補強をする。労力ハンパなかったです。。。
しかしプラ舟にしてからはまったく心配していません。
晴れの日が相当続いたときに水を追加で入れてあげる程度で十分です。
少なくとも池の形が崩れるなんてことは無いですね。
プラ舟を使った池の作り方は「安くて簡単!プラ池ビオトープの作り方【掘って埋めればほぼ完成】」で解説をしています。
見ていただくとベントナイトと比べると簡単であることが分かるはずです。
挑戦できるレイアウトの違い
- 増設して滝を作れる
- 水耕栽培ができる
- 浅瀬を作れる
- カーブした池を作れる
プラ舟は丈夫なので2つ3つと積み上げる立体的なレイアウトが可能です。
また、植物を固定できる容器を入れれば水耕栽培やアクアポニックスもできます。
水耕栽培というのは、土ではなく水の上で植物を育てること。根の発育を阻害する石や土が無い分、成長が早い栽培方法。
▶️【自作で無限収穫】シソ・大葉水耕栽培装置の作り方@予算4,000円
アクアポニックスというのは水耕栽培の要素に加え、栄養素を魚の排泄物で補う手法。
ただし、プラ舟の形や大きさの関係で平面的なレイアウトに限界があります。
管を通して繋げれば、理論上はいくらでも広げられますが、形状はどうしても直線的になりますね。
一方ベントナイトは滝などの立体的なレイアウトは形が崩れる原因になるので避けるべきです。
水の落ちる波紋がベントナイトでできた壁をえぐる様子は何回も見てきました。
ただ、平面的なレイアウトであれば敷地が許す限り広げられます。
土の堀り具合で深さも変えられるので、浅瀬の場所や深い場所も自由自在。
壁が崩れないように気を付ければ、カーブした池を作ったり、川のように細い地形を作ることも可能です。
プラ舟は立体的なレイアウトが可能。ベントナイトは平面的なレイアウトが可能!
メンテナンスコストを下げたいならベントナイトは×
費用的な意味でのコストはベントナイトより良いものは無いかもしれませんが、労力的なコストはかなり悪いです。
メンテナンスコストを考えるならベントナイトを選択するのはやめた方が無難だと言えます。
- メンテナンスの時間も楽しめる!
- 平面的に制限の無いレイアウトを楽しみたい!
- とにかく費用を抑えたい!
こんな想いのある方ならベントナイトの池作りに挑戦してみてください。
いろいろ解説したけど、どっちを選んでもOK
散々解説した上で言うと台無しですが、別にベントナイトでもプラ舟でもどっちを選んだって良いです。
気が変わったら別の方法で池を再構築してみれば良いだけ。
僕がそうしたように、最初はベントナイトで池を作って、メンテナンスに疲れたらプラ舟に切り替えれば良いんです。
DIYの良いところって、自分の気持ちひとつで後から変更をし放題なところだと思うんですよ。
以前、ブログを書くために机をDIYで作ったんですね。
でも、実際に使ってみるといろいろ変更したいところが出てきました。
- キーボードを収納する場所が欲しくなった
- イヤホンを設置する場所が欲しくなった
- 眼鏡置きが欲しくなった
- キーボードの収納は面倒くさくてやらなくなった
- ホワイトボードをかける場所が欲しくなった
- SDカードスロットを置く場所が欲しくなった
その都度、金具や流木を取り付けて対応していますが、この対応作業自体が「遊び」であって楽しいんですよ。
最初から理想的なものが作れなくても良いんです。失敗してリベンジすれば良いだけなので。
ちなみにこのブログの名前の由来は、「失敗からリベンジまでを応援する」って意味から来てます
まとめ-自宅に庭池を設置する方法|ベントナイト(猫砂)は正解か?
- デメリットをデメリットと感じないなら挑戦してみると良い
- 池を作ること自体は超オススメ
- 他にも池を作る方法はあるから挑戦して欲しい
- 失敗しても良いから挑戦して欲しい
作り方次第でいろんなメリットやデメリットがありますが、池を作ること自体は魅力的な趣味になります。
いろんな方法を検討して、ぜひオリジナルの庭池を作ってみてください。
- 池を作ること自体のメリットやデメリット
▶️庭池を作った結果|2年以上経って感じたメリットデメリットを紹介! - 池を作る手法の内、ベントナイトを使った場合の話
▶️ベントナイトで庭池を作って1年。これから検討する方に読んで欲しいこと。 - プラ舟を使った方法
▶️安くて簡単!プラ池ビオトープの作り方【掘って埋めればほぼ完成】 - その他の方法で池を作る場合
▶️人工池の作り方。8種類の方法を検討したので、メリット・デメリットをまとめてみた
- 「池を作ろうかな」って考えてるときに読む記事
- 「池を作るぞ!」決めたときに読む記事
- 「失敗したくない!」という方が読む記事