【屋外飼育】豪雪地帯の庭池で越冬できた水草と生き物を紹介
お疲れ様です!上の画像くらい豪雪地帯で庭池を作って2年以上経つたけし(@takeshinonegoto)です。
この記事では「豪雪地帯の庭池で越冬できた水草や生き物と、その飼育方法」について紹介します。
- 今から庭池で屋外飼育をしたい人
- 豪雪地帯に住んでいる人
- 無事に越冬させられるか心配な人
- 越冬できた水草と生き物の紹介
- その育て方
庭池で水草や生き物を屋外飼育したい!であれば越冬できるものを選びたいところ。
特に豪雪地帯に住んでいる方なら、慎重にならざるを得ない!
僕の住む石川県は年間雪日数ランキング10位でした
年間雪日数ランキング(雪日数の多い順)
1:北海道
引用:年間雪日数都道府県ランキング-都道府県格付け研究所
2:青森県
3:秋田県
4:岩手県
5:山形県
6:長野県
7:新潟県
8:宮城県
9:福島県
10:石川県
そこでこの記事では・・・
- 庭池を作って2年以上経つ
- 割と雪の降る地域に住む(石川県)
という僕が、「豪雪地帯の庭池で越冬できた水草や生き物と、その飼育方法」について紹介します。
この記事を読めば、豪雪地帯でも越冬できた水草や生き物がわかり、安心して育て始めることができます。
実体験ベースで紹介していきます
先に結論を言うと、豪雪地帯の僕が住む地域でも越冬できたのは以下の品種です。
- アマゾンフロッグピット
- マツモ
- ナガバオモダカ【オススメ!】
- メダカ【オススメ!】
- ハヤ
- ミナミヌマエビ
この記事では生き物の飼育に使う道具も紹介していますが、庭池を作るための道具も知りたいって場合は、「【庭池歴2年以上】庭に池を作る費用と維持費を徹底解説」を参考にしてください。
金額も書いているので、予算を立てる際にも使えます。
- 「池を作ろうかな」って考えてるときに読む記事
- 「池を作るぞ!」決めたときに読む記事
- 「失敗したくない!」という方が読む記事
生体購入は専門店がオススメ
この記事を見て「商品を購入しよう!」って思う方がいるかもしれないので、先に大事な事を書いておきます。
商品購入をする際は、専門店としてcharm
観賞魚自体やその飼育に使うもの、池を作るための土や一時避難場所となるトロ舟など、このブログで紹介する商品の大半は専門店として扱っています。
ぶっちゃけ土とかトロ舟だったら、Amazonや楽天で買った方が送料の関係で安いです。
でもメダカや金魚などの生体や、水草の場合は配送方法が雑だと弱ってしまったり、最悪死んでたり枯れてたりすることが心配じゃないですか?
その点charmここまで丁寧に梱包・配送をしてくれます。しかしそれでも死んでたり枯れていた場合、保証として返金等々の対応をしてくれます。
ここまでしてくれるなら、たしかに安心かも!
Amazonを超えるくらい商品ラインナップが豊富なので、まだ池や観賞魚のことに詳しくない方はとりあえず公式サイトを物色してみるのも良いです。
「へー、こんな商品もあるんだ」っていう発見があります。
庭池を長く楽しむつもりであれば、今後の購入に利用することをオススメ。
もちろん、Amazonや楽天のように購入の際にポイントが付くサービスや、定期的なセールもあります。
【水草】実際に屋外飼育で越冬できた品種
まずは我が家の庭池で実際に越冬できた水草を紹介。
上の動画は別の目的で撮影したものですが、越冬した水草たちが写っています。
どんな見た目の水草なのか参考にできます。
アマゾンフロッグピット
- 親指の爪ほどの大きさの葉っぱ
- 夏場は異常繁殖するので、剪定した方が良い
- 冬場に雪が降ると枯れがちでも、全滅しなければ復活する
- 雪がなければ枯れなかった
池を覆いつくすほどの生命力を持った水草。
雪が降る年は枯れてしまいますが、そのときだけ室内に移すようにしています。
雪がなければ多少寒くても耐えてくれます
マツモ
- 細長い葉脈のような水草
- ある程度の日差しがあれば、夏場じゃなくても伸び続ける
- ちぎって放置でどんどん増やせる
- 水面が凍るレベルでも枯れない
写真では下から生えてそうに見えることが多いですが、実際は水中を漂う水草。
剪定するときは、先端の若い芽だけを残して古くなった部分を処分すれば、綺麗な状態を保てます。
たまにメダカが卵を産み付けています
ナガバオモダカ|オススメ!
- 水中でと水上で見た目が変わる
- 水中では細長い葉っぱ
- 水上では太い葉っぱ+花
- 水上部分は冬に枯れるけど、水中部分は越冬できる
- 特に何もしなくてもどんどん増える
個人的に好きでオススメの水草!
水の栄養素をガンガン吸ってどんどん増えていく性質があるので、水質改善効果が期待できます。
実際、ウチでもナガバオモダカを多く育てているときは透明度が増しています。
夏場に数日間だけ花を咲かせてくれます
【水草】屋外飼育で越冬できると言われている品種
僕は実際に育てていませんが、一般的に「越冬できる」とされている水草を紹介。
睡蓮(温帯性)
睡蓮。特に温帯性の睡蓮は越冬できると言われています。
花の咲く時期が長いので、楽しめる時期も多い水草です。
アナカリス
THE定番の水草。
丈夫で育てやすい水草なので、初心者の方でもオススメできます。
【水草】屋外飼育で越冬できなかった品種
ホテイアオイ
- ぷりっとした葉っぱと、生い茂るような根が特徴的
- 夏場はどんどん増えて、どんどん大きくなる
- 寒くなるにつれて枯れ始めていく
メダカが産卵する水草としてお馴染みのホテイアオイ。
夏場はどんどん成長しますが、冬になると枯れてしまいました。
ただ、調べてみるとホテイアオイは「越冬できる水草」というジャンルにいるようです。こればっかりは僕の管理が悪いだけかもしれません。
僕は枯らしてしまったので、一応「越冬できなかった水草」としておきます
「めだか本舗」によると、ホテイアオイに霜が付くと枯れるようです。
雪の降らない地域や、降る場合にもラップなど透明なフタをしておけば対策になるとのこと。
【生き物】実際に屋外飼育で越冬できた品種
次は実際に越冬できた生き物を紹介。
メダカ|オススメ!
- 品種改良でいろんな見た目のものがいる
- 春~夏にかけて産卵をする
- 放置してても越冬してくれた
定番の魚。
種類にこだわらなければ安価で購入可能ですが、こだわると1匹数千・数万という世界。
割と池の中で放置していても、しっかり越冬してくれたりします。
ハヤ
- メダカのような見た目
- 成長するとメダカよりも大きくなる
- 越冬はするけど、繁殖はしない
マイナーな川魚。
メダカのような見た目だけど、成長するとどんどん大きくなる(と言っても飼育できないレベルじゃないですが)
たぶん「ハヤ」という名前よりも「オイカワ」という名前の方が有名かも。
僕は「どうぶつの森」ってゲームで知りました
ハヤ(鮠, 鯈, 芳養)は、日本産のコイ科淡水魚のうち、中型で細長い体型をもつものの総称である。ハエ、ハヨとも呼ばれる。
釣り用語や各地での方言呼称に用いられ、標準和名に「ハヤ」が組みこまれた種もある。主な魚としては以下のようなものがいる。
ウグイ、アブラハヤ、タカハヤ、オイカワ、ヌマムツ、カワムツ
引用:Wikipedia-ハヤ
ミナミヌマエビ
- 半透明の小エビ
- ずっとコケを食べてる
- 放置してても1年中コケを食べてる
- 放置してても繁殖してくれる
水槽内のコケや餌の残りを食べてくれるエビ。
メダカ以上に安価です。
池で飼育していると、どこにいったか目で追いにくいのですが、たまに水草の上で足を動かしている様子を見ます。
特に何か気に掛けなくても勝手に越冬してくれています。
【生き物】屋外飼育で越冬できると言われている品種
実際に育てていませんが、「越冬できる」と言われている生き物を紹介します。
金魚
- 品種改良でいろんな種類がいる
- 金魚すくいの金魚は短命
- 排泄物が多めなので、放置で良いわけじゃない
メダカと同じくらい定番の金魚。
シンプルな品種は1匹数十円だけど、品種改良された見た目のものは結構お高い。
屋外飼育での冬場は冬眠してもらう必要があります。冬眠をする際は以下のようにしてください。
冬眠に入れると決めた日の2、3日前から餌を完全に止めてしまい、最後に水換えをして、以後は、翌年春になって温かくなるまで(平均気温が10℃を超えるようになってきた時を目安)餌は与えないようにし、水換えも行わないようにします。
引用:はじめての金魚の繁殖宝実の金魚シリーズ
貝類(ヒメタニシ、石巻貝がオススメ)
- コケを食べてくれる
- 放置してても越冬するらしい
エビと同様で、コケを食べてくる+放置してても越冬してくれる品種が多い貝類。
特にヒメタニシと石巻貝は、コケ取り能力が高いようです
【飼育方法】生き物の育て方でオススメの書籍4選
生き物。特に魚を飼育する上で持っておくべき知識は多いです。
ネットで調べればいくらでも出てきますが、専門家が書いた書籍で勉強するのもオススメ。
いくつか書籍を紹介します。
小学生でも安心!はじめての金魚&メダカ 正しい飼い方・育て方
タイトル | 小学生でも安心!はじめての金魚&メダカ 正しい飼い方・育て方 |
概要 | 金魚やメダカを飼育したい小学生と、その親向け |
読みやすさ | 写真イラスト大量で読みやすい |
作者の専門性 | 専門店の人が監修してる |
とにかく読みやすい。写真+イラスト+図解で、これでもかってくらい読みやすい。
小学生の子供と一緒に親が読むようなイメージです。
ターゲットが小学生なので、自由研究や観察日記に関するコンテンツもあります。
でも、大人が読んでも十分役に立つ内容。
「これから飼育を始めよう」という方なら、まずはこれを読んで間違いないです
はじめての金魚の繁殖
タイトル | はじめての金魚の繁殖 |
概要 | 金魚の繁殖だけを扱った専門書 |
読みやすさ | 写真の解説が多いので読みやすい |
作者の専門性 | 金魚の繁殖にめちゃくちゃハマった人 |
金魚の繁殖だけに特化した書籍。逆に他のことは書いていません。
その代わり金魚の繁殖に関しては、何よりも詳しく書かれています。
「金魚を繁殖させたい」と思ったなら、必ず読んでおきたい書籍です
『アクアリウム入門』:元熱帯魚屋が答える!初心者の疑問が解決する本
タイトル | 『アクアリウム入門』:元熱帯魚屋が答える!初心者の疑問が解決する本 |
概要 | 熱帯魚全般の基本的な話 |
読みやすさ | 少し写真があって、読みにくくは無い |
作者の専門性 | 元熱帯魚屋 |
魚全般に関して広く解説している書籍。
文字は多めですが、写真もあるので読みにくくは無いです。
「特にこれが知りたい!」というものが無ければ、とりあえず読んでみても良いです
魚の飼い方
タイトル | 魚の飼い方 |
概要 | 学術的な内容。飼育方法に関して超詳しく書かれてる |
読みやすさ | 文字だけなので、読みにくい |
作者の専門性 | アクアリウムショップ勤務歴あり。動物全般に詳しい人 |
魚だけでなく動物全般に詳しい人が、アクアリウムショップに勤務した後に書かれた書籍。
申し訳ないですが、読みにくいです。
ただし書かれている内容は学術的で、読み込む価値のある書籍。
決して読みやすいとは言えませんが、正直一番オススメです。
真剣に飼育をするのであれば、数日かけてじっくり読んでおきたい書籍です
【道具】屋外飼育で生き物の飼育に使うもの
庭池で生き物を飼育する際に使うものを紹介します。
トンボ避けの網
- ヤゴにメダカなど生き物が食べられる
- ヤゴ対策として「トンボに産卵させられない」
- 網をすれば産卵されなくなる
トンボの出る時期は特に注意してください。
ウチのメダカ達はトンボの幼虫である「ヤゴ」にかなりやられました。
ヤゴの対策をするなら「トンボに産卵させない」という手段が一般的です。
トンボはお尻を池にツンツンさせる行為で産卵します。だからお尻ツンツンができない状況なら産卵されません。
そこで使用するのが網。
網で池にフタをしておけば、トンボのお尻が池に届かなくなり産卵されないようになります。
餌
生き物によっては屋外飼育の場合、餌無しでも飼育できると言われています。
特に定番のメダカなんかは、蚊などの虫が餌になる幼虫を産み付けるからです。
ウチでも餌無しの飼育をしていますが、無難なことを言えば餌はあった方が良いです。
生き物をすくう用の網
メダカやエビなどの生き物をすくう用の網。
池のレイアウト変更をしたいときとか、メダカ達を一旦退避するために使います。
小さい網も持っていますが、メダカは素早いため回収が困難です。
十数匹のメダカを回収するのに、小さい網で炎天下の中1時間以上粘ったことがあります
熱中症になりかけたので、大きい網を買いました
PH測定器
池の水質を測定するもの。
僕はそこまで飼育にこだわっていないので使っていません。
でも繁殖に力を入れたいと考えているなら、必須の道具ですね。
【対策】屋外飼育で越冬できない生き物を飼育したい場合
冬だけ室内飼育する
- 水槽
- エアレーション装置
- フィルター
- ライト
越冬できない生き物を屋外飼育したい場合、冬だけ屋内飼育するという方法があります。
屋内飼育をする際は上記のような機材が必要。
しかし「基本は庭池で屋外飼育。室内飼育はとりあえず越冬のためだけ。」ってことなら、以下のようなセット商品が楽ですね。
20リットル水槽なので、観賞魚が20匹以上になる場合はもっと大きい物が必要です
ちなみにエアレーション装置はゴミ詰まりのメンテナンスが面倒です。
そこで、ゴミ詰まりを解消するために「エアリフト」という方法について考察してみました。
作った装置は見栄えの悪いものですが、原理は理解できるかと思います。
【観察グッズ】屋外飼育の生き物を観察する機材
横から見るために水中カメラ
庭池で飼育をすると、上からしか観察することができません。
横からの姿も見たいのになぁ
そんな方は水中カメラがオススメです
僕はCASIOのEXILIMシリーズを使っています。
ただ、このカメラを買った用途は、魚の撮影というより子供と水遊びをするため。
もし、魚の撮影をしたいだけであれば15,000円以上もするカメラを買わなくても、レンタルで済ませば良いかと思います。
「DMMいろいろレンタル」水中カメラのレンタル業者は他にもありますが、値段とレンタル期間で考えると、DMMいろいろレンタルが一番安かったです
僕が使っている防水カメラより良い機種を、3,000~5,000円程度でレンタル可能できちゃいます。1万円以上安いですね。
まとめ|【屋外飼育】豪雪地帯の庭池で越冬できた水草と生き物を紹介
- アマゾンフロッグピット
- マツモ
- ナガバオモダカ【オススメ!】
- メダカ【オススメ!】
- ハヤ
- ミナミヌマエビ
屋外飼育で越冬のできる水草や生き物。特に豪雪地帯での場合について紹介しました。
日本国内でも冬場の環境が全然違う地域があります。
調べればいろんな越冬できる水草・生き物が出てきますが、住んでいる地域の環境も考えた上で選んでみましょう。
僕の住む石川県でも越冬できた水草や生き物なら、大抵の地域で越冬できるんじゃないかと思います。
なんせ雪日数ランキング10位なので
この記事では生き物の飼育に使う道具を紹介しましたが、庭池を作るための道具も知りたいって場合は、「【庭池歴2年以上】庭に池を作る費用と維持費を徹底解説」を参考にしてください。
金額も書いているので、予算を立てる際にも使えます。
- 「池を作ろうかな」って考えてるときに読む記事
- 「池を作るぞ!」決めたときに読む記事
- 「失敗したくない!」という方が読む記事