透明なメダカ池を目指してろ過を考えてみた

2020年10月11日

泥水状態だった庭池を、底まで見える程度に透明化することに成功しました。意外に簡単だったのでやり方をお伝えします。

どうも!お疲れ様です。たけし(@takeshinonegoto)です。

ベントナイト(猫砂)で作った池ですが、いつまでたっても泥水状態です。せっかくメダカや水草を入れても、鑑賞ができないレベルです。

なんとかして透明化できないかと色々調べてみました。その結果、無事に透明化することに成功しました!

\Amazonでお得に買い物する方法!!/
[PR]この記事にはプロモーションが含まれることがあります

透明化した池の様子

これが透明化対策前の状態です。雨の日の水溜まり並に濁っています。この時点でもメダカを飼っていましたが、ほとんど見えない状態でした。

こちらが透明化対策後の状態です。池の底まで見えるようになりました!泥水状態のときに行方不明になっていたマツモ(水草です)も見えます!

濁りの原因

「池 濁り」と検索すると、色々な濁りと原因が出てきます。主な濁りとしては土色、緑色、白色の3色です。

緑色は栄養が多すぎて、アオコなども藻が大量発生することが原因だそうです。対策としては栄養素を分解するバクテリアを住みつかせるという方法があります。そのためには、砂・小石・砂利などでろ過をするとイイそうです。

白色はコンクリートを使った池に見られる現象で、コンクリートの成分が溶け出していることが原因だそうです。溶け出すことを防ぐことはできないので、根気強く水の入れ替えを行うことで、改善されるようです。

さて、我が家の池はというと文句なしの土色です。土色になる原因は土から溶け出した泥です。土自体は池に元々入っていたものの他に、雨などで池の周りの土が入ってくることも考えられます。

フィルターやスポンジなどで土を除くか、ミョウバンを使って無理やり沈殿させるという対策があります。

ただし、フィルターやスポンジを使うと、定期的な交換が必要になります。また、ミョウバンで沈殿をさせた場合は、沈殿した泥をどうするのか?という問題が出てきます。

なるべくメンテンスに時間を使いたくないという考えから、沈殿した泥を自動的に吐き出すような仕組みが必要と考えました。

今回成功した対策

実はかなり単純な方法で土色の濁りを解消できました。

その方法は、「池から貯水タンクへつなぐチューブを、池の底付近から給水するようにする。」という方法です。

そもそも土色の濁りは原因が泥なので、いずれは沈殿します。沈殿した土は池の底に溜まります。実際、大雨で池が濁った後も、1~2日ほどすれば池の上澄み部分は透明になっています。ただ、沈殿した土がいつまでも池の底にいるので、池全体が土色に濁って見えてしまいます。

なので、池の底にある水だけを外に排出できれば良いんじゃないかと考えました。そのやり方が、「池から貯水タンクへつなぐチューブを、池の底付近から給水するようにする。」です。

なお、貯水タンクの中には水中ポンプが入っているので、貯水タンクの中の水は池の中に戻るようになっています。そのまま水中ポンプで戻してしまうと、濁りまで池に戻ってしまいます。

なので貯水タンク内にポンプを乗せる台を置いています。これで水中ポンプが吐き出す水はタンク内の上澄み部分だけになります。貯水タンクの中には沈殿した泥が貯まっていくので、いずれは掃除が必要になりますが、今のところは定期的に降る雨のおかげで勝手に排出されています。

この説明を図にするとこんな感じです。

  1. 沈殿した泥水がチューブを通って貯水タンクへ
  2. タンク内でも泥が沈殿して底の方へ
  3. 台に乗ってるポンプが上澄み部分を池に戻す

③については若干泥水を含んでいますが、時間が経てば上澄み部分の割合が増えて行きます。

ベントナイト(猫砂)池のろ過について考えてみた

今回の対策をするために色々調べてみると、「ろ過」について色々なことがわかりました。僕の考えを載せておきます。

「ろ過」と言っても色々な種類があり、大きく分けると「生物ろ過」「物理ろ過」「科学ろ過」の3つになるようです。

ここでそれぞれの詳しい内容を書くのは控えますが、一番重要なのは「生物ろ過」だそうです。「生物ろ過」というのはバクテリアなどの微生物によるろ過のことです。上でも書きましたが、「生物ろ過」によって水が緑色に濁ることを防ぐことができます。

この「生物ろ過」を天然のものを使って行うには、砂・砂利・小石などのものを使うのが一般的なようです。これらのもの潜んでいるバクテリアなどの微生物が、水中の成分を分解することにより、水の濁りが取れて透明になるようです。

ざっくり説明するとこんな感じです。

さて、我が家の庭池はベントナイト(猫砂)で作ってあります。

作り方として、まずは普通の土にベントナイト(猫砂)と水を混ぜて泥団子を作ります。出来上がった泥団子は水を通さないという特徴があるので、それを壁にした池は水漏れしないというものです。

詳細はコチラの記事に載せてあります。

つまり、ベントナイト(猫砂)で作った池は、壁一面にバクテリアなどの微生物がいる状態で、池全体で「生物ろ過」をしているような状態なんではないでしょうか?と思いました。

実際、水草やメダカを入れてからすでに1か月ほど経っていますが、土色に濁ったことはあるものの、緑色に濁ったことはありません。

もしかすると一般的に庭池を作っている方が行っている、「ろ過装置」を作る必要が無いんじゃないかと。皆さん砂・砂利・小石などをたくさん詰め込んで、定期的なメンテナンスも行って綺麗な水を保っておられます。

これが必要ないとなれば、かなりメンテナンスが楽な池になりそうです。

水草とメダカを入れてみた

泥水状態のときに10匹のメダカと、少量の水草を入れていました。今回、池が透明になりましたので、水草とメダカを追加してみました。

水草やメダカは、水生生物を扱っているペットショップで売っていますが、品種にこだわらなければフリマアプリでも購入できます。

ちなみに僕はジモティーという、販売者と直接顔を合わせて取引をするサービスを使いました。これだと送料も不要ですし、生き物の取引も安心です。

なんと10匹200円で大量の水草もセットで売ってくれる、太っ腹な方がおりました!感謝感謝です!

近所のペットショップでは、大安売りでも10匹600円で水草1本付きでした。

まとめ

  • 池の透明化に成功
  • 沈殿した泥を排出する仕組みがポイント
  • もしかするとろ過装置不要な池かも

透明化に成功すると一気に池らしくなりました!水草やメダカもたくさん入れて、元気に泳いでいる姿に癒されます!

最近、猫や鳥がやってくるようになりました。今のところメダカが食べられている様子はありませんが、そろそろ対策をした方がイイかもしれません。