【ペール缶を使用】ほぼ無煙!自宅で大量に炭を作れる方法
どうも!お疲れ様です。趣味で炭を作っているたけし(@takeshinonegoto)です。
この記事ではほぼ無煙で大量に炭を作れる方法を紹介します。
ズバリ「TLUDストーブ」というものを自作する方法です。
TLUDストーブ?なにそれ?
簡単に言うと「炭を作る装置」。詳しく説明していきます。
- 大量の炭を作りたい
- 自宅でもできる方法が知りたい
- 多少の煙は気にならない
- 屋外で使用(庭でも可能)
- ただし車1台ギリギリ止められるスペースだと厳しい
- 大量に炭を作れる
土壌改良や水質改善のために炭を使いたい!
でもイチイチ市販の炭を買ってられないから、自分で作る方法を知りたい!
と、思って調べると以下のような方法が出てきませんか?
- 空き缶にアルミホイルでフタをして、ひたすら焼く
- 一斗缶に木材を入れて、ひたすら焼く
でもこれらの方法を見ると「炭がちょっとしか作れない」「大量に煙が出るから使えない」って思いませんでしたか?
そんな悩みを解決するために、この記事で紹介するのはコチラ!
- オススメしない方法
- オススメする方法(TLUDストーブ)
- TLUDストーブの原理や作り方、使い方
- できあがった炭の写真
特殊な道具など不要で、簡単に作れます!
「単なる炭じゃなくて花炭(木の実などの造形をそのままに炭にしたもの)を大量に作りたい!」という方は「【1度で30個以上!】花炭をたくさん作る方法をイラストで詳しく解説」をご覧ください。
- 炭作りの原理
- 炭作りに挑戦(失敗談)
- TLUDストーブで炭作りに再挑戦
- 花炭の作り方
- 炭の火起こし
【オススメしない理由】空き缶や一斗缶を使った方法
冒頭でもお伝えしましたが、まずは一般的に「自宅でできる」とされている炭作りの方法を解説します。
端的に言うと以下の通りです。
- 空き缶にアルミホイルでフタをして、ひたすら焼く
⇒少量ずつしか作れない - 一斗缶に木材を入れて、ひたすら焼く
⇒大量の煙が出る上に、コンロが使えないので火を焚き続ける必要がある
目的にもよりますが、これらの方法はあんまりオススメしません。
空き缶にアルミホイルでフタをして、ひたすら焼く
- 空き缶の口を切る
- 空き缶に木を入れる
- アルミホイルでフタをする
- コンロでひたすら焼く
- 白煙が出尽くしたらできあがり
この方法のメリットは手軽さ。
材料は簡単に手に入りますし、空き缶の加工も簡単です。
また、比較的小さい規模で行うので、多少煙が出ますが気にならないレベルです。まさに自宅でできる方法。
ただし、デメリットは「一度に少量しか作れない」ということ。
空き缶に入る量しか作れません。
ちょっとしたインテリアで、炭を1つ2つ作りたいならこの方法でもOKです。
一斗缶に木材を入れて、ひたすら焼く
- 一斗缶に大量の木を入れてフタをする
- 一斗缶ごと火で炙る
- 白煙が透明になったら出来上がり
この方法のメリットは大量に作れること。
一斗缶に入るだけの木を一気に炭にできるため、大量に作れます。
また、中の木材が崩れにくいので、比較的形が残った炭を作りやすいです。
ただしデメリットは以下の通り。
- 終わるまで焚火をし続ける必要がある
- 大量の白煙が出る
一斗缶の中をすべて炭にするには何時間もかかります。その間焚火を燃やし続ける必要があります。
焚火を燃やし続けるのって実は結構大変なんです。
自宅のピザ窯でも、ちょっと目を離すと火が消えていたり・・・
そもそも「白煙が大量に出る」という時点で、一般家庭では不可能。
多少広い土地を持っていたとしても厳しいですね。
【少しオススメ】市販の炭作り器を使う
市販の炭作り器を使って、炭を作る
世の中には便利な道具があり、簡単に大量の炭を作ることができるものが売っています。しかも煙が出ないという代物です。
使い方は簡単で地面に置いて木材を大量投入し燃やすだけ。超簡単ですね。
そんなことしたら煙が大量に出ちゃうんじゃないか?
素晴らしい原理によって、煙が出ないんです!動画を見てください。
「素晴らしい原理」は難しいので割愛しますね笑
この商品は非常に素晴らしいんですが、値段が結構します。
「多少お金がかかっても楽で大量に作れるなら良いよ」
つまり、個人が炭を作るというより、自治体のイベントとかで大量に竹を消費する。お金は経費として出るといったときには超便利です。
ちょっとお金をかけられない・・・!という方には次で紹介する方法がオススメです
【オススメ!】TLUDストーブを使った炭作り
僕がオススメするのは「TLUDストーブを使った方法」です。
「そもそもTLUDストーブって何?」という方のために、まずは特徴を紹介します。
- 大量の炭を一度に作れる
- 火が付けば、勝手に燃え続ける
- ほぼ無煙
- 材料が激安
- TLUDストーブを作る必要がある
- 使い方が少し難しい
- 高い火柱が出る
TLUDストーブって何?原理・使い方のコツを紹介
「TLUDストーブってそもそも何なのか?」
TLUDストーブというのは、「簡単に作れる炭を作るための装置」と思ってください。
主な材料としてペール缶やドラム缶を使います。その中に炭にする木材を入れて上から火を付けます。
木材が上から燃えることによって、缶の内部にある木材が炭化するといった原理でできています。
詳しくは「TLUDストーブの原理。簡単な作り方と材料を紹介」をご覧ください。
実際にTLUDストーブを使って炭作りを行い、失敗した記録と成功した記録を書いてあります。
TLUDストーブの作り方。材料と道具
- ストーブ本体:ペール缶、ドラム缶など
- 煙突:大きさに合わせた缶
- 工具1:ドリル(なければ釘とカナヅチ)
- 工具2:金切りばさみ(なければ普通のはさみ)
- 工具3:缶切り
材料は上記の通り。
ストーブ本体には、炭にする木材を入れることになります。
煙突には、僕の場合トマト缶や粉ミルクの缶を使いました。
本体に使うペール缶は貰ってくることができます。「【無料】ペール缶のおすすめ入手方法」に貰えた場所や貰えなかった場所をまとめています。
貰うことが難しそうなら買ってもOKです。そんなに高くありません。
缶を加工するために工具が必要です。
本来はドリルや金切りばさみがあると良いのですが、釘とカナヅチ、文房具ハサミでも代用可能。
材料も道具も簡単に手に入れられそうですよね
TLUDストーブの作り方は「TLUDストーブの原理。簡単な作り方と材料を紹介」で詳しく紹介しています。
【動画】TLUDストーブを使っている様子
実際にTLUDストーブを使った様子を動画にしてみました。
ただ、燃え続けているだけの動画ですが火柱の高さに注目です。
本体として使う缶が大きいほど火柱が高くなります。
ちなみにこのときは20リットルサイズのペール缶を使っており、火柱は地上2mほどまで上がっています。
TLUDストーブに薪を詰め込んだり、火を付け始めるまでの工程は「炭を簡単に作れるTLUDストーブの使い方:無煙で燃える様子を撮影」をご覧ください。写真付きで紹介しています。
TLUDストーブで作った炭の写真
これができあがった炭です。
このときは小さめのペール缶で作ったTLUDストーブを使って、竹を炭にしました。
燃やしても煙が出ない、ちゃんとした炭が出来上がりました。
※良質の炭は燃やしても煙が出ません。
ちなみにここまで行くのに、合計6回失敗しています。
過去失敗の原因を分析し、成功するまでの記録は「炭作り成功!過去の失敗と成功の原因を分析してみた」でご覧ください。
ぶっちゃけ自宅でやると迷惑の可能性はある
上で紹介した動画を見ていただくとわかりますが、かなり抑えられていますが少し煙が出ます。
ぶっちゃけ庭が極端に狭い場合、自宅でやると近所迷惑になると思います。例えば車を1台ギリギリ止められるスペース程度だと厳しいんじゃないかと。
また、火柱がかなり高く上がるので、火災には気を付けてください。
まとめ
- 空き缶ルや一斗缶を使った方法はオススメしない
- お金が気にならないなら、市販の炭作り器もOK
- TLUDストーブというものを作れば、ほぼ無煙で大量に炭を作れる
- 庭が車1台分くらいだと、さすがに近所迷惑になりそう
ネットで調べると、自宅で作れる方法として「一斗缶を使った方法」が出てきたりします。
ここまで読んでいただいた方ならわかると思いますが、大量の煙が出るのでやめた方が良いです。
TLUDストーブを使っていただけるなら、以下の記事を参考にしてください。
TLUDストーブはちょっとハードルが高い!という方は、無難に市販の炭焼き器がオススメです。
- 炭作りの原理
- 炭作りに挑戦(失敗談)
- TLUDストーブで炭作りに再挑戦
- 花炭の作り方
- 炭の火起こし