【超簡単】雨水タンク補助金の申請方法と、絶対読むべき注意事項
どうも!お疲れ様です。たけし(@takeshinonegoto)です。
雨水タンクを設置するにあたって補助金の申請をしてみました。ものすごく簡単にできたのでおススメです。
今回は・・・
- そもそも雨水タンクって何?
- 補助金でどのくらいお金が貰えるの?
- 申請ってどうやるの?
という内容。
そして【絶対に申請前に見ておくべき注意事項】をお伝えしていきます。
- 「池を作ろうかな」って考えてるときに読む記事
- 「池を作るぞ!」決めたときに読む記事
- 「失敗したくない!」という方が読む記事
雨水タンクとは?
雨水タンクというは雨水を貯めるタンクのことです。一般家庭なら庭などの屋外に設置することで雨水を貯め込むことができます。
貯め込んだ雨水の使用用途としては
- 庭の草木への水やり
- 夏場の打ち水
- 災害時の生活用水
この辺りが主な使用用途です。
ちなみに私はメダカ池の水換えを主な用途として、サブ的用途として草木への水やりに使う予定です。
貯めた雨水を使うことで水道代の節約につながります。また、雨水を貯めるということは小さなダムを家庭に持つということです。
多くの家庭で雨水タンクを持つようになれば、その地域で大雨が降った際に洪水などの被害を抑えるという役目もあります。
そのため、多くの自治体では雨水タンクの設置を補助金という形で支援しているというわけですね。
ちなみに僕が住んでいる金沢市では、「弁当を忘れても傘を忘れるな」という言葉があるくらい雨の多い地域です。雨の多い地域では雨水タンクの効果が期待できますね。
補助金で貰える金額は?金沢市は設置費用の3分の2
金沢市での平成30年7月現在の補助金額は大まかにいうと、設置費用の3分の2となっています。
ただし上限額も決まっておりますので、例えば設置に300万円かかったから200万円補助されるというわけではありません。
上限額は雨水タンクの容量ごとに決まっておりますので、購入予定の雨水タンクの容量と金額を見て、確認をしてみましょう。
ちなみに僕の場合は設置費用6千円に対して、4千円補助される予定です。つまり実費は2千円ということになりますね。
引用元:金沢市役所「雨水貯留・浸透施設の設置費に補助します」
施設名 | 補助率 | 補助金の上限額 (1基あたり) |
---|---|---|
雨水貯留槽 | 施設整備費 の2/3 | 容量100~200リットル未満の場合…2万円 容量200~1,500リットル未満の場合…2万5千円 容量1,500リットル~の場合…8万円 |
浄化槽転用 雨水貯留槽 | 上限8万円 | |
雨水浸透ます | 浸透ますの大きさ(内径)に応じて1万8千円~3万5千円 |
※表は2018年7月時点のものです
もちろんこの内容は金沢市のものです。同じような補助制度をやっている自治体が多いですが、金額や条件など細かい部分は異なりますし、そもそもやっていない自治体もあるはずです。
まずはお住まいの自治体のホームページなどで、同様の補助制度があるか確認してみましょう。
補助金の対象になるのは?設置代と本体・付属品の費用
補助金の対象となるのは、雨水タンク本体代だけではありません。設置にかかる費用や付属品の購入費も補助金の対象になります。
少なくとも金沢市の場合は設置時の工事代、雨水タンク本体・付属品の費用が補助の対象となっております。
申請は難しい?超簡単でした
ぶっちゃけ超簡単です。簡単過ぎてビックリしました。
申請に関する詳細はお住まいの自治体のホームページで確認していただくとして、僕の住んでいる金沢市での流れを説明します。
ざっくり言うと・・・
- 自治体に連絡
- 商品の見積もりを入手
- 事前申請
- 購入
- 設置
- 事後申請
の6ステップで補助金ゲット。
なんだか「事前申請」や「事後申請」とかやること多そうに見えますが、フタを開けてみれば超簡単なんです。
各ステップの詳細を解説していきます。
自治体に連絡
まずは自治体の助成金担当課に連絡をします。
「お住まいの市町村名 雨水タンク補助金」で検索をすると、自治体のホームページが出てくるはずなので、そこで電話番号を調べてください。
※例えば金沢市にお住まいなら、「金沢市 雨水タンク補助金」でググればOKです!
自治体担当者に電話が繋がったら、「雨水タンク補助金を使いたい旨」を伝えます。
購入予定の商品が決まっているようであれば、メーカーや型番を伝えておくと話がスムーズにいきます。
もし、amazonや楽天といったネット通販で購入予定であれば、実際に電話口の方に検索をしてもらってもイイですね。
※僕はこの方法で電話口の人に購入予定商品を伝えました。
商品の見積もりを入手
次に購入予定商品の見積もりを入手します。
ホームセンターなど店頭で購入するなら、そのホームセンターで見積もりを貰えばOK。
楽天やamazonで購入するなら、販売元からメール等で見積もりを貰ってください。
「雨水タンクの補助金申請に使う」という旨を伝えればだいたいの業者は理解するはずです。僕が利用した2つの業者はこれで話が通じました。
ここでもらった見積書は後ほど自治体に送る書類なので、大事に保管をしておいてください。
事前申請
事前申請として、「こんな雨水タンクを設置する予定だから、補助金を交付して欲しい」といった旨の申請を出します。
申請書はお住まいの市町村のホームページからダウンロードできるはずです。
「申請書」といっても難しいことはありません。
名前と住所を書くだけでした。
ややこしい部分は全部自治体側で対応をしてくれたので、僕が書いたのは本当に名前と住所だけです。
※自治体にもよると思うので、あくまで僕の例ですが。
申請書と一緒に送る書類は・・・
- 商品の見積書
- 設置予定場所の写真
- 設置予定場所の平面図
の3点です。
見積書は販売元から貰うだけですし、設置予定場所の写真はスマホで撮影して印刷するだけ。
設置予定場所の平面図は手書きしても良かったんですが、リフォーム時に建設屋から貰ったものがあったので、そのまま付けました。
ここまで終わると、数日後に市役所からこんな書類が届きます。
申請が受理されましたよという通知ですね。良かったです。
購入
無事に事前申請も受理されたら、いよいよ商品の購入です。
商品購入は普通に行えばOKです。
ただ、ひとつ注意事項として領収書は必ず貰ってください。この領収書も後ほど自治体に送る書類となります。
設置
購入が済んだら後は設置です。
「補助金の申請」として注意しなくちゃいけないことは何もないです。普通に設置すればOKです。
僕が雨水タンクを設置したときの記事は「雨水タンクを設置してみた」です。
設置方法についてまとめてあります。集水器の取り付けに時間がかかりましたが、全体として簡単でした。
商品によってやり方は違うと思いますが、参考にしてみてください。
事後申請
最後に「設置が完了したよ」という旨の申請を出せばOKです。
金沢市の場合、申請書は事前申請の受理通知と一緒に届きました。
事前申請のときと同様で、僕が書いたのは名前と住所だけ。あとのややこしいところは自治体の方でやってくれました。
※自治体にもよると思うので、あくまで僕の例ですが。
申請書と一緒に送る書類は・・・
- 商品の領収書
- 設置完了後の写真
の2点です。
この申請が受理されれば、指定の口座に補助金が振り込まれるという仕組みです。
絶対に申請前に見ておくべき注意事項
実際に申請をする前に、僕がミスった部分も含めて【絶対に申請前に見ておくべき注意事項】をまとめます。
購入は後から。先走って購入すると補助対象外に
これが1番大事です。ここを間違えると補助金の対象外になって、1円も貰えなくなるので絶対に読んでください。
この補助金は、申請から補助金受給の流れが・・・
- 事前申請(こんな商品を買います。)
- 商品購入
- 事後申請(買いました。補助金ください。)
となっています。この順番が大事なんです。
これを間違えて・・・
- 商品購入
- 事前申請(こんな商品を買います。)
- 事後申請(買いました。補助金ください。)
とすると補助金が貰えなくなります。
雨水タンクを設置したい気持ちが先走って、購入をしてから事前申請をすると受給できなくなります。
補助対象は本体だけじゃない。付属品も対象になる
これは実際に僕もミスったことです。
上でも言っていますが、補助の対象となるのは・・・
- 設置費用
- 雨水タンク本体
- 付属品
の3つです。
この中でも注意したいのが「付属品」です。
雨水タンクは、「雨どいから集水器を経由してタンクの中に入る」という仕組みです。
購入する雨水タンクによっては「集水器」が付いてくる物と、別売りになっている物があります。
集水器が別売りの雨水タンクを購入する場合は、申請に集水器も含めることで、集水器の費用も補助対象となります。
さらに注意したいのが、集水器と雨水タンクを繋ぐ「ホース」や、ホースを固定する「固定バンド」です。
これらも「付属品」として申請に含めることができます。
「ホース」なんて安いものかと思っていましたが、ある程度太さがあり、野ざらしでも劣化しにくいものとなると、それなりの金額になります。
具体的に言うと、僕が購入したホースは1,500円でした。補助金額で言うと1,000円です。
ちなみに僕は「ホース」と「固定バンド」を申請に含め忘れました。
まとめ
- 雨水タンクとは雨水を貯蓄して利用するためのもの
- 金沢市では設置費の3分の2を支援してもらえる
- 申請は超簡単
- 事前申請と商品購入の順番を間違えないように注意
- 付属品の扱いは注意
大きさにもよりますが、一般家庭で使う雨水タンクは1万円もあれば購入可能です。補助金を使えば実質3,000円程度で済むというわけですね。
「雨水タンクを設置してみた」で紹介している僕が購入・設置した雨水タンクは、組み立ても設置も簡単な物でした。
100L入るものの中では比較的安い商品でしたので、おススメです。
- 「池を作ろうかな」って考えてるときに読む記事
- 「池を作るぞ!」決めたときに読む記事
- 「失敗したくない!」という方が読む記事