流木DIY!海と川の流木の特徴や加工処理のやり方をまとめてみました!
どうも!お疲れ様です。流木を加工したインテリアを作ってるたけし(@takeshinonegoto)です。
流木って基本的には拾ってきたままだと使えないんですよね。使えるようにするためにはひと手間加工が必要になります。
アクアリウムで使うってなると、さらにもうひと手間必要になります。そして海の流木と川の流木かで注意することも変わってきます。
なんだか大変そうですよね。
軽くゴミを払ってOK!ってわけじゃないんだね
ここでは流木DIYにチャレンジしたい!という方に向けて
- 海の流木と川の流木ってどんな違いがあるの?
- 加工する前にやっておくことってあるの?
- 水槽に入れても大丈夫?
- どうやって加工するの?
といった疑問にお答えします。
長くなるので、先に簡単な結論だけ書いておきます。
- 海の流木は塩素を含んでいる
- 海の流木は虫が少ない
- 海の流木をそのまま水槽に入れるのはNG
- 川の流木は虫が多い
- 煮沸消毒することでアク抜きができる
- 煮沸消毒することで水槽の中で沈むようになる
- 加工をする前に汚れと皮をはがすとイイ
- 汚れと皮を落とすには高圧洗浄機がおススメ
- めんどうなら購入することもできる
記事の後半では流木インテリアの作成記事のご紹介もしているので、是非そちらも見てください。
- これだけ読めばOK
- 流木を手に入れる
- 流木の加工・下処理をする
- DIYしたものを見る
流木でどんなインテリアができる?
コチラは我が家のキッチンの写真です。
流木に手元灯を2つぶら下げて、葉っぱを巻き付けています。ちなみに葉っぱは100均の造花を使いました。
左端にぶら下がっているのは、新婚旅行で行ったグアムで使ったココナッツ型の入れ物です。
流木は麻や綿、植物といった天然素材とよく合います。いわゆるカントリー風なインテリアとして活躍するわけですね。
- 小さい流木を組み合わせて箱状にし、小物入れやごみ箱にする
- 大きな流木を設置して、枝に帽子、カバン、服をかける
- 細長い流木で、そのまま物干し竿にする
部屋のインテリアにするだけでなく、水槽の中に入れるという楽しみ方もあります。部屋で魚を飼育してたりする方は、水槽のアクセントとして流木を使ってみるのもイイですね。
※水槽で使う場合はアク抜き作業が必須です。鍋で煮込むことでアク抜きをしつつ、水槽の中に沈めることもできます。
形や大きさがバラバラなので、いろんなインテリアを作れます!
流木の特徴
- 白く堅い
- 虫の被害は少ない
- 塩素が溜まっている
- 虫の被害が多い
- 塩素は溜まっていない
流木は拾ってきた場所(海か川か)によって特徴が分かれます。どちらの方が優れてるというわけじゃないですよ。
海で拾った流木
- 白く堅い
- 虫の被害は少ない
- 塩素が溜まってるので、そのまま水槽に入れられない
外見の特徴としては、潮風と天日干しにより白く堅くなっていることが多いです。
また海の流木は海水に長時間さらされていることが多いです。その場合、流木自体が虫の住めない環境になっていることがあります。
そのため虫による被害は少ないというのが特徴です。
ただ、塩素がたまっていることも多いので、いきなり水槽に入れたりするのはマズイです。塩素を抜くには、長時間真水にさらしたり、グツグツ煮込むという方法があります。
ちなみに拾ってきた流木は水に浮くことが多いです。これもグツグツ煮込むことで水に沈むようにすることができます。
川で拾った流木
- 虫の被害が多い
- 塩素は溜まっていない
川の流木は海の流木と比べると、虫が生息していることが多いです。ただし、塩素が溜まっているということは無いです。
虫の被害を無くすために、やっぱり煮沸消毒をした方がイイです。
流木を加工する前の下処理。おススメは高圧洗浄機
拾ってきたままの流木では、汚れはもちろん虫なんかも付いていますね。また、木の皮が付いている場合はそこから劣化が進みます。
加工する前の下処理として、まずはこれらを洗い落としましょう!
真水で洗う
まずは真水でキレイに洗って汚れを落とします。水をかけながらタワシで洗う程度で大丈夫です。タワシでこするときは、流木の表面に傷が付かないように気を付けましょう。
1時間ほど水につけておき、少し汚れを取りやすい状態にしてから行うと楽ですよ。
煮沸消毒でアク抜き(水槽で使うなら必須)
流木の大きさによっては、煮沸消毒をするのもイイです。ただ、煮沸消毒ができるのは鍋に入るような大きさの流木に限りますね。
ちなみに煮沸消毒をすると、アク抜きをしつつ水に沈むようにもできます。
アク抜きをしておかないと水槽の水が濁ってしまいます。水槽で使いたい方は、煮沸消毒が必須ですね。
amazonなどネットショップなら大きいサイズの鍋も売っていますので、水槽で沈めて使いたい方は煮沸消毒に挑戦してみてください。
ちなみにコチラはIH対応の中でかなり大き目の鍋です。
僕が実際にアクアリウムで使っている流木は、煮沸消毒として半日ほど煮込みました。ガス代や電気代がもったいなかったので、ストーブの上で煮込みました。
煮込んだ後に水槽に入れてみたところ、最初は浮いていましたが徐々に水を吸って沈んでいきました。これもだいたい半日ほど水槽に入れていたと記憶しています。
消毒とかめんどくさい!
という方にはこんな商品がオススメ。
「ブラックホール」と言って、流木から出たアクを吸収してくれるろ過材と思ってください。
名前の通りかなりアクを取ってくれる上に、飼育水槽に入れて使うことができるので、お気に入りの流木をすぐに投入することができます。
ただし、定期的に交換が必要なのでコストがかかってしまうというデメリットもあるので、予算に問題の無い場合の選択肢としてどうぞ。
皮をはがす
流木は皮の部分から劣化が進んでしまうので、皮はできるだけはがすようにしましょう。
真水で洗ったり、漬け込んだりすることで皮がやわらかくなります。その後は以下のような方法で皮をはがします。
- 手でがんばってはがす
- ブラシでゴシゴシこすってはがす
- マイナスドライバーなど硬いもので削り落とす
- 高圧洗浄機で汚れごと皮をはがす
ブラシやマイナスドライバーではがす場合は、傷が付かないように気を付ける必要があります。手ではがす場合は傷が付きにくいですが、時間がかかります。
そこで僕のおススメの方法は高圧洗浄機です!
実際に高圧洗浄機を使って洗浄してみました!汚れと一緒に皮もはがれるので、イイ感じでした!
「【10分で完了】面倒な流木の事前処理に高圧洗浄機を使ってみた」で詳細を動画付きで解説しています。
高圧洗浄機なら、細かい汚れと皮を一気に剥がせます
最後は流木を乾かす
水分を多く含んだ流木を乾燥させます。色んなサイトを見ていると、風通しの良いところで1~2週間ほど乾かすと書いてあることが多いです。
個人的には1~2日で十分乾いてくれました。たぶん天気や温度によってだいぶ変わってくるんだと思います。
表面の水分も抜けて、パサパサの状態になるまで乾かしてください。
自分でできないなら、流木を購入するのもアリ
流木を使ったインテリアを作ったり、アクアリウムに使いたい!
でも・・・
- こんな面倒な下処理はしたくない!
- 流木を拾いに行けない!
- 自分でやって失敗したくない!
なんて人もいますよね。
大丈夫。ちゃんと下処理済みのものが販売されています。
インテリアとして使う|安価なものでOK
流木の使い道がインテリアであれば、最低限汚れが落ちていればOK。
つまりアク抜きや消毒処理をされていない商品でも大丈夫。
Amazonや楽天で安く売られている物を購入してOKです!
安い物なら1000円程度で販売されています
シンプルな棒状のものが欲しければ、枝の流木を買えばOK。
自分で加工してインテリアを作れます。
流木独自のいびつな形のものが欲しければ、根っ子や切株の流木を買えばOK。
そのまま置くだけでインテリアになります。
- アク抜き処理などされていないものでOK
- Amazonや楽天などで安く売られているものでOK
水槽に入れて使いたい|専門店で購入
メダカや金魚の泳ぐ水槽で使いたいなら、アク抜きなどの処理が済んでいる必要があります。
Amazonや楽天でも「アク抜き済み」などと書かれた商品がありますが、中には完全に抜けていないものも。。。
だから水槽で使う場合には専門店で購入することをオススメします。
charmは元々ペット用品の専門店。
犬猫も扱っていますが、何と言っても水生生物のグッズには強い専門性があります。
購入する場合は以下のように検索することをオススメします。
まずはcharmのサイトへ行き、「流木」で検索します。
気に入った商品を見つけたら、「商品情報をみる」をタップします。
以下のように「アク抜きをしていない」と書かれている場合、自分でアク抜きをしなければならないので要注意です。
- 水槽で使うなら専門店で購入がオススメ
- 「アク抜きをしていない」と書かれた商品は避ける
流木を加工してインテリアを作る(作品紹介)
色々作ったので別記事としてまとめました。「吊るすだけでもOK!1点物が手に入る流木インテリアのDIYアイディア」からご覧いただけますので、是非参考にしてください。
「僕もイイ感じの流木インテリアを作った!」という方がいれば、ぜひご連絡ください。
このブログ内やSNSで紹介をさせていただきます!
連絡はTwitterを使っていただけると、スムーズです(1日の大半はTwitterを使ってます笑)
Follow @takeshinonegoto
まとめ。海と川の流木の特徴や加工処理のやり方
- 海の流木は塩素を含んでいる
- 海の流木は虫が少ない
- 海の流木をそのまま水槽に入れるのはNG
- 川の流木は虫が多い
- 煮沸消毒することでアク抜きができる
- 煮沸消毒することで水槽の中で沈むようになる
- 加工をする前に汚れと皮をはがすとイイ
- 汚れと皮を落とすには高圧洗浄機がおススメ
- めんどうなら購入することもできる
外で使う、室内で使う、水槽で使う。いろいろな用途がありますが、目的に応じて手を抜いてもイイんです。
外で使うのなら、汚れをそこまで気にしなくてもイイですし。室内で使うだけならアク抜きはいりません。ただ、水槽で使う場合だけはしっかりと処理をした方がイイですね。
- こんな面倒な下処理はしたくない!
- 流木を拾いに行けない!
- 自分でやって失敗したくない!
という方はネット通販での購入もできます。
専門業者がすべての処理を終わらせた状態で売ってくれるので、届いたものをいきなりインテリアにしたり、水槽にドボンしたりしてもOKです。
購入も良いけど、自分で拾ったり下処理や加工をした流木は愛着がわきます
- これだけ読めばOK
- 流木を手に入れる
- 流木の加工・下処理をする
- DIYしたものを見る