これだけ読めばOK!ピザ窯の自作に必要な情報まとめ

どうも!お疲れ様です。庭にピザ窯を作ったたけし(@takeshinonegoto)です。
今回はピザ窯を手作りする上での予備知識を紹介します。
この記事では「自分でピザ窯を作って、週末にピザパーティをしたい!」という人に向けて
- ピザ窯を作るのに、石窯が適している理由
- 窯の材料は何を使うべきか
- 素人でも作れる石窯の種類
- ピザ窯作りにかかる費用
を紹介します。
先日旅行をしたときに色んな体験教室に参加しようと調べていました。その中でも特に気になった体験教室が「ピザ焼き体験」。
おもしろそうだしやってみたいなぁとか思って、申し込み準備を進めていました。
でも、いざ申し込みをしようと思ったら「ピザ窯って自分で作れるんじゃね?」って考えが舞い降りてきました。
ググってみると、結構作ってる人多いみたい。色んな情報が出てきました。
ただ、ちょっと情報が多すぎて、どれを参考にしたらいいのか混乱してきました。
なので今回は「ピザ窯作りの予備知識」として参考にしたいサイトを、僕なりにまとめた紹介をしていきます。
この記事を起点として、参考になるサイトを見ていっていただければ、ピザ窯作りの予備知識を得られるようにしていきます。
「ピザ窯作りに関するまとめ記事」を作りました。
ピザ窯作りにちょっと興味あるという方から、実際に作ってみたいという方まで参考になるように書きました。
是非ご覧ください。
なぜ石窯で作るのか?オーブンやドラム缶との違い
違いは温度
そもそもなんで石窯にする必要があるのか?その理由は温度にあります。
コチラの内容は「石窯工房 Padre」を参考にしました。
なぜピザを焼くだけなのに石窯にこだわる必要があるのでしょうか?冷凍のピザだってオーブントースターを使って簡単に作れます。
窯をDIYするにしても、石窯じゃなくてドラム缶やペール缶で作っている人もいます。
石窯にこだわる理由はズバリ「温度」です。
ピザを美味しく焼くために必要な温度は「450度」と言われています。
ちゃんと作られた石窯は薪を足していくことでどんどん高温になっていきます。その温度は500度や600度と言われています。
ではオーブントースターは何度くらいまで上がるのでしょうか?
各種メーカーによると80度から300度くらいだそうです。結構違うもんですね。
なぜ石窯はこんなに高温になるのでしょうか?それは石窯の「熱を蓄える」という特性によるものです。
ドラム缶のような金属素材では、熱を蓄えることができません。そのため、石窯と同様に500度くらいまで上げようと思ったら、ガンガン燃料を継ぎ足さないといけないわけです。
石窯で作った方が省エネ・低燃費ということですね。
薪ストーブで焼いたピザより石窯の方が美味かった
これは個人的な感想ですが、僕と嫁は石窯で焼いピザの方が美味いと感じました。
石窯で焼いたピザの方が、生地がパリっと仕上がったんですよね。
先日、森林組合が主催したイベントで「薪で食べるピザ」という企画に参加しました。薪ストーブでピザを焼いて貰うわけなんですが、僕と嫁も1枚食べてみました。
この前日に自宅の石窯で焼いたピザを食べたわけなんで、食べ比べになりますね。そこで「石窯の方がパリッとした生地だった」という感想になりました。
特に底の部分が全然違いました。石窯の方はクラッカーやビスケットのようなパリッとした仕上がりだったのに対し、薪ストーブではパンを食べている感じでした。
もちろんオーブンで焼いたものよりも美味しかったんですが、石窯には劣っていました。
薪ストーブは鋳物でできているとのこと。調べてみても詳細は見当たりませんでしたが、石窯の方が蓄熱性なんかが優れているのかもしれませんね。
耐火レンガを使うべき?赤レンガじゃダメな理由
耐火レンガと赤レンガでは値段が倍近く違います。できることなら赤レンガで済ませたいところですが、そうは行きません。
耐火レンガと赤レンガでは性能に大きな違いがあります。
ドラム缶ではダメな理由として、「熱を蓄えること」ができないからと言いましたね。
実は赤レンガも「熱を蓄えること」ができません。
色んなサイトを見ていると、赤レンガではいけない理由として「高温により割れるから」という理由をよく見ました。
その理由を踏まえても赤レンガを使う人は
- 割れても気にしない
- 割れたら取り換える
- やってみたけど割れなかった
といった理由を挙げています。しかし問題の本質は割れることではありませんでした。
実は僕も同じような理由で赤レンガを使ってみました。そして赤レンガと耐火レンガの違いをはっきりと経験しました。
それは使用後の窯を片付けたときです。
耐火レンガは火に面していた側こそ熱くて触れない状態でしたが、それ以外の部分は外気と同じくらいの温度でした。
つまり、耐火レンガは熱を内側に閉じ込めていたことがわかります。
それに対して、赤レンガは全体が熱くて触れない状態になっていました。
つまり、赤レンガは熱を外に放出していたことがわかります。
石窯でなければならない理由として、「熱を蓄えること」ができるからと言いましたが、赤レンガを使っていては「熱を蓄えること」ができないわけですね。
もちろん土台部分のような火に当たらない部分なら、赤レンガでも問題ないですね。
ピザ窯の形はどうする?素人でも作れる形はボックス型
ピザ窯には色んな形がありますが、素人が作る場合は「ボックス型」が無難となります。
コチラの内容は「石窯を徹底的に解説するサイト」を参考にしました。
ピザ窯の形は大きく分けて以下の3つがあります。
- ドーム型
- アーチ型
- ボックス型
もちろんピザを一番美味しく焼くにはドーム型がイイんです。熱が均一に分散するというメリットがあります。ですが素人がドーム型を組むのはハードルが高いですよね。
そこで手を出しやすいのが、ボックス型やアーチ型です。より手軽な方はボックス型となります。
製作難易度は難しい順に
ドーム型 > アーチ型 > ボックス型
となり、熱効率の良さも上記の順番通りとなります。
ピザ窯の形に加えて、「煙突の有無」「一層式か二層式」というオプション的なものもあります。
簡単にまとめるとこんな感じです。
- 煙突あり
⇒少し熱効率が下がる。熱風が顔に当たらなくできる。 - 煙突なし
⇒熱効率が下がらない。熱風が顔に来ることもある。 - 一層式
⇒熱が上がりやすい。燃料の継ぎ足しがやりにくい。 - 二層式
⇒熱を上げにくい。燃料の継ぎ足しが楽。二層式に比べて施工が難しい。
結論を言うと、難しい施工に自信が無い人は「ボックス型」+「一層式」+「煙突なし」。
少し難しいこともやりたいという人は「ボックス型」+「二層式」+「煙突あり」。
ちょっと本格的な物を作りたい人は「アーチ型」+「二層式」+「煙突あり」というが良いですね。
費用はどのくらい?色んな方の情報をまとめました
実際にピザ窯を作った方の費用をまとめてみました。
規模にもよりますが、1万円~7万円くらいでDIYされている方がおります。
ボックス型(一層式)-1万円
ウェブシュギ様の記事でご紹介されている、非常にシンプルな一層式のボックス型ピザ窯です。
材料は耐火レンガではなく、普通の赤レンガを使用されています。また、モルタルなどで固定しているわけでもないため、かなり手軽に作れたようです。
ピザ窯の製作時間だけで言えば10分ほどしかかかっていないそうです。
シンプルな作りですが、しっかりとピザを焼くことができています。
製作費用は1万円ほどです。
ボックス型(二層式)-5万円
ネタフル様の記事でご紹介されている、本格的な二層式のボックス型ピザ窯です。
主な材料として耐火レンガを使用されています。その他に「透水平板」という大き目のブロックを、ピザを焼く床部分と、石窯の天井部分に使用されています。
解体を簡単にするため、モルタル等で固める工程はしていないようで、2時間ほどで仕上がったそうです。
もちろんしっかりとピザを焼くことができ、その後にパンも焼いたそうです。
製作費用は5万円ほどです。
アーチ型(二層式)-7万3千円
いち歩様の記事でご紹介されている、かなり本格的なアーチ型(二層式)ピザ窯です。
アーチ型になるとレンガを積むだけでなく、アーチ状の木枠を作ったり、モルタル等で固める工程も必要となります。(いち歩様ではアサヒキャスターというものを使っています)
また、レンガを正確な大きさ形にカットする必要もあるので、グラインダーという工具も使用されています。(グラインダーは大抵のホームセンターでレンタルサービスをしています)
ちなみにいち歩様は料理人とのことで、仕上がったピザの写真はめちゃくちゃ美味そうでした。
費用は7万3千円ほどとのことです。(工具などの道具も加えると8万円を超えています)
まとめ-ピザ窯作りに必要な情報
材料は
- 耐火レンガが蓄熱できてイイ
- 固定するならモルタル等も必要
手軽に作るなら
- ボックス型(一層式)でも十分
- 費用は1万円程度
少し手の込んだものなら
- 5万円ほどかければ二層式も可能
- 本格的なものでも7万円ほどで可能
ピザ窯を作る上で抑えておきたいポイントとして、より詳しく調べたい方は「石窯を徹底的に解説するサイト」を参考にしたらイイです。
作り方自体は人それぞれです。費用・見た目・性能のどれを取るかによって変わってきますからね。上でご紹介した記事などを参考に、自分のイメージに近い方のピザ窯を参考にしてみるとイイですね。
「ピザ窯作りに関するまとめ記事」を作りました。
ピザ窯作りにちょっと興味あるという方から、実際に作ってみたいという方まで参考になるように書きました。
是非ご覧ください。