【ジャーキー】100g50円代の鶏胸肉で絶品おつまみの作り方
どうも!お疲れ様です。たけし(@takeshinonegoto)です。
まずコチラの写真をご覧ください。
自作のチキンジャーキーのコスパ良すぎる。
700gの鶏胸肉で作ったけど、嫁と二人で晩酌のお供にしたら、3回分いけた。
酒が進みまくる pic.twitter.com/wt58jUkoJx— たけし@チキンジャーキー旨し🐔 (@takeshinonegoto) 2019年2月25日
これ、僕が作ったチキンジャーキーなんですが、めちゃくちゃ美味かったです!
今回はこのチキンジャーキーの作り方を紹介します。
待ち時間は長いですが、簡単に作れます。
しかも材料は100g辺り50円代の鶏胸肉を使っており安上がり。
さらに、味や硬さの調整を自分好みにできるので、最高のお酒のお供になります。
作業工程と、所要時間は以下の通りです。
- 調理、下ごしらえ:30分
- 冷蔵庫で寝かす:5日
- 熱乾燥:1時間
- 燻製:1時間
- 再度熱乾燥:1時間
- 風乾:1週間
それぞれの工程の詳細を紹介していきます。
「いきなり挑戦するのは失敗が怖い・・・」という初心者の方はまず「超ざっくり解説!実は簡単な燻製のやり方と仕組み。」をご覧ください。
燻製の仕組みとやり方を、初心者向けに超ざっくりと解説しています。
できあがったチキンジャーキーの写真
作り方の前に出来上がりを紹介しますね。
「こんなのができるんだ!」ってワクワクしながら作り方を見ていきましょう!
— たけし@チキンジャーキー旨し🐔 (@takeshinonegoto) 2019年2月9日
こちらは出来立ての状態。出来立ては少し柔らかめです。
嫁には好評でしたが、僕はもっと硬い方が好きです。
飯テロ。寒空の下で約1週間干しました。#ジャーキー#燻製 pic.twitter.com/9s14Xb2w7G
— たけし@チキンジャーキー旨し🐔 (@takeshinonegoto) 2019年2月15日
こちらは約1週間干した状態です。あきらかに硬くなっており、僕はこっちの方が好きです。
醤油の燻製も出来上がり。
味見したけど、なかなかコクのある仕上がりです。今夜の刺身に使います。残りは小瓶に入れて保管。#醤油燻製 pic.twitter.com/eWhVqGrgZ5— たけし@チキンジャーキー旨し🐔 (@takeshinonegoto) 2019年2月16日
空いたスペースで醤油の燻製を作ってみました。何回か作っていますが、香ばしさがアップして間違いなく美味しくなります。
小瓶に詰めれば、持ち運びもできます。
材料と道具
- 鶏胸肉
- 味付け調味料(詳細は後述します)
- 燻製器
- キッチンペーパー
- 鶏胸肉が入るサイズのタッパー
上3つは必需品として、キッチンペーパーやタッパーもあった方がイイです。
キッチンペーパーとタッパーは、肉を調味料に漬けておくために使います。ビニール袋でやったこともありますが、やり易さも味の染み込み具合もキッチンペーパーとタッパーを使った方が良かったです。
具体的な使い方は後述しますね。
「燻製器をまだ持っていない」という方は「【2,000円以下】アウトドアで使える!ペール缶燻製器の作り方」をご覧ください。
燻製器は意外に簡単に作れます。こだわりのある方は自作も検討してみましょう!
チキンジャーキーの作り方
調理、下ごしらえ:肉を切って調味料に漬け込みます
まずは鶏胸肉を切ります。
厚さは5mmから10mmくらい。厚い方が柔らかめに仕上がります。
あらかじめ冷凍しておくと切りやすいのでおススメです。
もし解凍した肉を切る場合は、20mmくらいの厚さに切った後、めん棒などで叩いて薄くするという荒技もあります。
叩いて薄く延ばし、5mmから10mmくらいにすればOKです。
続いて味付け調味料を準備します。
鶏胸肉1kgに対して以下の分量で味付けするのが、僕の好きな味です。
※かっこの中は肉の量に対する割合です。例えば鶏胸肉600gなら塩は12gです。
- 塩:20g(2%)
- 砂糖:10g(1%)
- 醤油:100g(10%)
- お酒:400cc(40%)
さらにハーブ・コショウ・スパイスなどをお好みで加えてください。
僕は面倒くさがってコショウしか用意しませんでしたが、美味しく仕上がりましたよ。
調味料が準備できたら肉に味を染み込ませましょう。
- タッパーに調味料を入れる
- よく混ぜる
- 肉を少し並べる
- キッチンペーパーを乗せる
- さらに肉を並べる
- 肉が全部乗るまで繰り返し
肉とキッチンペーパーで層を作る感じですね。
こうすると味のムラが少なくなります。
最後にラップをかけて完成です。写真がコチラ。
写真だとわかりにくいですが、イラストの通りに肉とキッチンペーパーの層を作っています。
5日間冷蔵庫で寝かす:味を染み込ませます
タッパーのフタをしっかり閉めたら、冷蔵庫に入れます。
そのまま5日間ほど放置しておきましょう。
1時間の熱乾燥:水分を飛ばします
冷蔵庫でしっかり味を染み込ませたら、熱乾燥をさせて水分を飛ばしましょう。
まず冷蔵庫から肉を取り出し、燻製器に入れます。
燻製器の中では、なるべく肉と肉がくっつかないようにしましょう。
チキンジャーキーのように細長いものは、ぶら下げると場所を有効に使えますね。
ぶら下げるときはS字フックに鶏胸肉を刺した串を乗せればOKです。
繰り返し使えるので金属の串を使っていますが、竹串を使い捨ててもOKです。
網のスペースが空いてるので、皮もセットしました。
自作の燻製器の中に入れます。
燻製器の中で加熱します。
ここでは水分を飛ばすことが目的なので、チップは入れません。
80〜120度で1時間ほど乾燥させましょう。
ここでは乾燥させることが目的なので、燻製器のフタは半開きくらいでOKです。
最初は肉と調味料の水分が蒸気となって燻製器から出てきます。
蒸気でカメラのレンズが曇った写真です
1時間ほど経って、蒸気が出なくなってきたらOKです。
この後も燻製したりするので、残った水分に神経質になる必要はありません。
多少水分があるくらいがちょうどイイです。
蒸気がほとんど無いため、カメラのレンズが曇りません
1時間の燻製:香りを付けます
熱乾燥で水分を飛ばしたら、いよいよ燻製です。
燻製器にお好みのチップをセットしたら、燻製を開始します。
80度前後で1時間ほど燻しましょう。
チップの量は大人の手でひとつかみ+αくらいで足ります。
燻し始めるとチップから水分が出て、蒸発していきます。
燻製器によっては水分がフタに付き、食材に垂れることがあります。食材に垂れてしまうと、味や香りに悪影響です。
定期的に拭き取るなど対策をしてください。ちなみに僕はクッキングシートをフタに付けています。
燻製完了後の写真です
ちょっと大き目の鶏胸肉。下に見える黒いのは醤油です。
1時間の再度熱乾燥:燻製で付いた水分を飛ばします
燻製によって付いた水分を飛ばすため、再度熱乾燥を行います。
最初の熱乾燥と同じ要領で80~120度で1時間ほど熱乾燥させます。
ただし、このときは蒸気があまり出ません。肉の表面がシワシワになったくらいが目安です。
再度の熱乾燥も終わった状態の写真です。表面がシワシワになっています。
1週間の風乾:お好みで早めに切り上げてもOK
これで最後のステップです。風乾をします。
ネットや網など、風通しのイイものに肉を乗せます。
その後、直射日光の当たらないような場所に置きましょう。
気温の低い冬なら、外にさらしてもイイですね。
どうしても場所がなければ冷蔵庫に入れておいてください。
干す時間が長いほど硬い仕上がりになります。
僕は硬めが好きなので1週間干しましたが、柔らかめが好きな嫁には1日干したものが好評でした。
肉を干すときはこんな商品があります。
フックに引っかけて干すことができ、上下左右からの風を通すので風乾にもってこいの商品です。
似たようなものを100均でも購入できますが、少々使い勝手が悪いです。ネットの開閉口が狭かったり、ネットの切れ端が肉に付いたりします。
ジャーキー作りを何回かやる予定なら、少しイイものを購入しておきましょう。
まとめ:鶏胸肉で絶品おつまみの作り方
- 調味料は塩、砂糖、醤油、お酒
- 肉に味を染み込ます
- タッパーとキッチンペーパーがあると便利
- 熱乾燥で水分を飛ばす
- チップで香りづけ
- 再度熱乾燥をして水分を飛ばす
- 風乾で硬く仕上げる
- 1週間の風乾でカチカチ
超美味しい燻製チキンジャーキーが出来上がりました。
100g50円代の鶏胸肉を700g分で、嫁との晩酌3回分のお供になってコスパ最高です。
調理の工程としては、調味料を混ぜて漬け込んだだけで簡単ですね。
少しハードルが高いのは「熱乾燥」や「燻製」という工程。
しかし、1度やってみれば何てことない簡単なことだと気づくはずです。
何はともあれ、せっかくここまで読んでいただいたなら是非挑戦してみましょう!
「それでもやっぱり失敗が怖い・・・」という方は「超ざっくり解説!実は簡単な燻製のやり方と仕組み。」をご覧ください。初心者向けに燻製の仕組みとやり方を超ざっくり解説しています。
「燻製器があればすぐにでもやりたい!」という方は「【2,000円以下】アウトドアで使える!ペール缶燻製器の作り方」をご覧ください。簡単にできる燻製器の作り方を紹介しています。簡単ですが、本格的な燻製が楽しめるのでおススメです。